短期的な上昇も一服
日経平均も高値を更新し、18000円台まで回復してきました。
結果としてトランプ政権が今のところは市場にはポジティブにとらえられているということで、それはいい傾向です。
安倍首相との会談も終えて、無事に通過したことで、とくに荒れることなく週末を迎えることができました。
このトランプ相場はいつまで続くのでしょうか?
日経平均19000円、20000円といった声が上がってきていますが、正直いまの株価とチャートからはそこまでいくかどうかはわ
かりません。ただし、それが年内に達成するかといえば、その可能性は極めて低いと考えています。
チャートからみる大きな上値抵抗ラインが18000円にあり、ここは複数の抵抗体が重なっているため、なかか抜けにくいところ
です。
本格的に上昇相場に入るとしたらこの18000円を抜けて安定して株価が推移すればかなり強い相場になるでしょう。
ただ、本来の相場の流れはアメリカ大統領選以降も下降期間に入っていたので調整しなければいけない期間だったのですが、それに逆行する形で大きく上昇してしまったので、あるべき株価位置から短期的にいきすぎた乖離が発生しています。
過去にもこのような歪が発生した時は、その後に元に戻すような動きが現れるので、遅かれ早かれそのような動きが現れてくるでしょう。
今月末までは長い下降期間の中にあるため、いつ調整が入ってもおかしくありません。
本格的な上昇は12月に入ってから大納会までの1か月になるので、今から高値追いをするより月末まで押したところを買っていく方が効率は良いでしょう。
次に押したところが年内最後の買い場になると考えています。