好材料消えうせ売り加速
前日比56円12銭高の16,729円4銭で引けました。
米国株式市場が上昇したことで投資家心理が改善し、
本日の日本株市場は買い優勢で推移しました。
米国の利上げ観測によって、
NYダウは2ヶ月ぶりの安値を更新しており、
直近好調であった米国株式市場が冷え込んでいます。
また、本来であれば利上げ観測は、
ドル高円安に進むことが一般的ですが、
利上げによる世界経済の減速懸念も強く意識されていることで、
「安全資産」としての円に資金が流入しています。
その結果、米ドル為替は円安進行していません。
日本株市場にとっては、
・連動性の高い米国株市場が下落している
・米ドル為替は円安進行しない
という悪材料が重なり売り優勢で推移しています。
短期のトレンドは下向きに転換しており、
当面リスク回避の動きが広がる可能性が高いと判断しました。
以上から、14日の日経平均株価は、
「下落する可能性がある」と判断しました。
なお、現在の日経平均株価の水準は、
25日移動平均線16756円80銭をわずかに下回っており、
仮にもう一段下落した場合には、
中期のトレンドも下落トレンドに突入する恐れがあります。
そういった意味では、ここ数営業日の株価の動きは、
今後数ヶ月の株価の動きを左右する重要なポイントなることから、
日経平均株価の動きは注視する必要があるでしょう。