一旦は反転か
前日比308円34銭安の16,083円11銭で引けました。
米ドル為替100円台後半まで円高に推移したことで、
企業業績の悪化を懸念した売りが出て、
日本株市場は売り優勢で推移しました。
8月2日に安倍政権は28兆円規模の経済対策の実施を発表しました。
28兆円という金額はとても大きな規模であり、
アベノミクスの再始動として位置づけられています。
このような好材料が発表されたにも関わらず
日本株市場は2日連続株価下落しています。
これは、「経済対策への即効性への懐疑」と
「日本の財政懸念の再燃」によって
投資家の期待感が剥落したことが要因でしょう。
また、米ドル為替も大きく円高に進行してり、
企業業績の悪化が懸念されています。
短期的に悲観ムードが高まっていることから、
慎重な投資スタンスで臨む必要があると考えます。
ただし、4日については、
・日経平均株価が1万6000円割を前に買い戻し入る期待感
・米ドル為替が心理的節目の100円台を前に反転する期待感
から、株式市場には買戻しが入る可能性が高いと判断しました。
よって、4日の日経平均株価は、
「小幅ながら上昇して引ける可能性がある」と判断しました。