米雇用統計通過で金関連は押目買い
8月物は前日比3.7ドル安の1オンス=1358.40ドルで引けました。先週は一時1375ドルまで値を飛ばし、堅調に推移しています。
米労働省が週末21:30に発表した6月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比28万7000人増と、予想(17.5万人増)を大幅に上回りました。これを好感し、投資家のリスクオンムードとなり、NY株式が急反発、安全資産の金は、発表直後は急落しました。しかし、5月の非農業部門就業者数が38000人増から、11000人増に下向き改定された上、英国のEU離脱決定を受けた世界経済の先行き不透明感が依然根強いため、その後は買い戻しや押目買いも入りました。
また依然として金ETFに資金流入が続いています。SPDR金ETF残高は8日現在981.26トンと、先週1週間で27.35トンもの激増となっています。今週の方針ですが、米雇用統計通過で金関連投信、ETFなどは、押目買い方針で。