■戻り売り継続の中で、更なる円高に対して注意すべき材料とは?

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最新投稿日時:2016/07/07 11:22 - 「■戻り売り継続の中で、更なる円高に対して注意すべき材料とは?」(平野朋之)

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■戻り売り継続の中で、更なる円高に対して注意すべき材料とは?

著者:平野朋之
投稿:2016/07/07 11:22

■下値を探る動きは、まだ継続中


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■昨日は、次期英首相後任の予備選が始まったことで、欧州通貨売りが
先行し、リスク回避の円買いが再燃しました。
一時、100.20円まで円高が進行する場面があったものの、NYタイムでは、
米経済指標が予想以上に改善していたことを受けて、101円台まで
買い戻されました。

■昨日の動きを見ると、予備選が始まっただけリスク回避に傾き、
何か事あるごとに不透明を理由に円買いが進行しています。

通常の動きであれば経済に対しての材料で、為替相場が反応を示しますが
最近は政治・経済ともに材料にされ、リスク回避の材料探しを
しているようにみえます。

つまり、それだけ各国政局不安が懸念され、その先読みとして経済不安を
材料として織り込みだしてきているのが最近の相場です。

■これは、欧州圏に限った話でなく、日本も同様に感じます。
都議選や今週末の参院選でも街頭演説や動き、対応を見ても不安だらけの
ように感じます。


■一方、米国も7月後半から民主党・共和党大会が予定されており、
本格的な大統領選に突入します。

こちらも同様に政治に対する不安感がいつも以上に警戒されています。
特に共和党が勝つようであれば、円高トレンド継続から2ケタ相場が
定着する可能性があるとみています。


■本日は、明日の雇用統計前の前哨戦、ADP雇用統計です。
事前予想より下回るようであれば、節目の100円割れが試される
可能性があるとみています。

日足チャートを見れば、下ヒゲ陰線を付け、2番底にも見えます。
しかし、週間足を見ればまだ道半ばの2段下げです。


■「政局不安=リスク回避=円買い」は今年いっぱい続くと
みています。

今のトレンドをどうみているのか? どちらとも取れる曖昧な
コメントもでていますが、重要なのは、しっかりとトレンドに沿った
トレードを行うということです。


安易に安値拾いが効かない相場展開になっているので注意が必要です。

マイナス金利突入で打つ手が無くなった日銀と不安定な政局を
背景に、円は良い雨宿り先になっているので、クロス円買いが
今夏は一番熱いと思います。


以下は、ポイントとなる価格です。

・昨日安値…100.20円

・6月24日安値…98.98円
平野朋之
株式会社トレードタイム代表取締役
配信元: 達人の予想

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