「重要イベント」+「悪材料」=?

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2016/06/10 18:24 - 「「重要イベント」+「悪材料」=?」(田村祐一)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

「重要イベント」+「悪材料」=?

著者:田村祐一
投稿:2016/06/10 18:24

悲観相場では売りが加速か

10日の日経平均株価は、
前日比67円5銭安の16,601円36銭で引けました。

米国株式市場が下落したことで、
日本株市場も連れ安となっています。


現在の株式市場は、

・米国大統領選挙の行方(トランプでもクリントンでも日本にとってマイナス)
・英国がEUを離脱する懸念(他のEU加盟国に波及し、EU崩壊の懸念)
・アベノミクスの失敗による日本経済の後退懸念(主に海外投資家が抱く懸念)
・米国経済の行方(3日の米国雇用統計の結果を受けて)

と悪材料が噴出しています。


本日は米ドル為替が107円台まで円安進行したことで
買い支えが入り小幅な下落に留まっていますが、

相場は悲観的なムードになりつつあります。


来週はFOMCや日銀金融政策決定会合という重要イベントが控えており、
週明けの株式市場は様子見ムードが強いと考えます。

重要イベント通過前は緩和期待から株式市場が上昇することもありますが、
悪材料が次から次へと出ている相場では、積極的には買いを入れにくいでしょう。

短期的には、直近6日につけた安値1万6322円程度まで
調整する可能性があると判断しました。


以上から、週明け13日の日経平均株価は、
「下落して引ける可能性がある」と判断しました。



■6月の株式市場のスタンスは?

過去の株価データを分析すると、
6月の株式市場が上昇する確率は約52%です。

この数字は12ヶ月の中では4番目に好調な数字であり、
6月は比較的株価が上がりやすい月と言えるでしょう。

6月が好調な理由は、
「サラリーマンのボーナス月」であることが挙げられます。

ボーナスの資金が株式市場に流れ込み、
株式市場が好調に推移しやすい傾向が強いのです。


個人の資金が潤沢になることが原因かは定かではありませんが、

6月の株式市場は、大型株よりも新興株のほうが勝率が高く、
大型株の勝率が約50%に対し、新興株の勝率が約54%と高くなっています。


6月は業績絶好調で上昇トレンドを形成している
新興銘柄に注目する戦略が有効でしょう。

なお、6月の株式市場では、
「銀行業」や「保険業」の成績が例年低調です。

2016年に限ってみると、日銀のマインス金利の導入によって、
「銀行業」や「保険業」の収益力低下が懸念されており、

積極的に買いを入れにくい展開となる可能性が高いでしょう。

これらの業種に注目する場合には、
他の業種以上に慎重に投資判断を下すと良いでしょう。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想

みんかぶおすすめ