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日本銀行券の歴史からバブル崩壊を予想する

素人のひとりごと日記です。
(すべて個人的な考えです)


何かとやることがあって日記を書けませんが、

ひさしぶりに書いています。

足元のマーケットについては、時間のあるときに書きたいと思います。


今回は、数年後に起きること(5年以内)の予習のために

昔のお金の歴史を復習したいと思います。


先日、ご年配の方(男性)とお話しする機会がありました。
90歳くらいの方とお話しする機会があれば、
相手を見て、戦争の話や、昔のお金の話を聞くことがあります。


昔の銀行の話をすると、


「銀行は、金持ちの行くところだった。わしら貧乏人は郵便局や」
「銀行のことはわからん」


と言われてしまいました。


当時、その方のよく使っていたお金は1銭銅貨だったそうです。


1銭あれば、駄菓子屋で、ペロペロキャンディーなど
たいていのお菓子は買えたそうです。


2銭をもっていくと、サービスをしてくれたとも言っていました。
(2銭銅貨は大きかったからでしょうか?)


当時の大金は、通称「いのしし」と言われた拾圓札だったそうです。


子供が「いのしし」の拾圓札を持っていると、
泥棒と疑われて警察に連れていかれたそうです。
(子供が当時の大金の拾圓札を持っている訳がないので)


古銭ショップの方から、『猪』 拾圓札があれば、

銀座の高級店で数人一緒に飲みにいっても
おつりがでたと教えてくれました。


さて、本題に入って、日本銀行券の歴史の中で、
参考になる日本銀行券を3つだけ書いてみます。


●通称 『ウラシロ』 貳百圓札


昭和金融恐慌において取り付け騒ぎが発生し紙幣が不足しました。
当時の高橋是清蔵相は潤沢な現金の供給を行って混乱を沈静化させるために
急遽紙幣を製造させました。


裏面の印刷が省略されたことからも、その急ぎぶりがうかがえます
裏面が白い事から「ウラシロ」とも呼ばれた。


現在でも、お金を一杯作っています。


今だったら、裏がシロの福沢諭吉の一万円札が

印刷されていることになります。
そうだとすれば、金融の知識のない一般的な人々でも
異常なことが起きていることに気づいたと思います。


現在は、お金はコンピュータ上の数字なので簡単に作ることができます。
また仮に銀行に取り付け騒ぎが起きても、昔と違って
紙幣の印刷技術が進歩しているので、容易に両面印刷の1万円札を

用意できるでしょう。

印刷が間に合わず裏白の紙幣を印刷した昔の方が、

ある意味わかりやすかったかもしれません。


その数年後、高橋是清蔵相は、恐慌対策として、
現在のアベノミクスと同じように紙幣を大量に印刷しました。


積極財政を採り、軍事費拡張と赤字国債発行による
インフレーション政策を行い景気回復に成功しました。


しかし、金融のことを熟知している高橋蔵相は、
現在の金融に疎い政治家と違い、このままいくと、

悪性インフレになることを正しく理解していたので、

金融引き締めに入ります。


しかし、当時も無知なマスコミや専門家に批判されることになります。
最終的には、金融の知識など全くない軍部の将校によって引き起こされた
2.26事件によって、残念な最期を迎えます。


●兌換紙幣


最初に書いた、通称『猪』 拾圓札も兌換紙幣です。

兌換紙幣は、金や銀などの正貨(本位貨幣)との
引き換えが保証されている紙幣ですね。


明治半ばから昭和初期にかけて、兌換紙幣である
日本銀行兌換銀券が発行さていました。


1931年の金貨兌換停止により、事実上、廃止されます。

紙幣と現物資産の金と交換できなくなったため、

事実上紙幣はただの紙になります。


紙でできたお金は長い年限を経て、本来の姿である紙になります。
(大物ヘッジファンドのレイ・ダリオ氏はゴミと言っています)


金貨兌換停止により紙幣は、お金は、紙(神)になります。

ただの紙になった紙幣を価値があると皆が思っているので

価値があるだけです(共同幻想と言います)。


兌換紙幣でない紙幣(正貨たる金貨や銀貨に交換できない不換紙幣)は
幻想から目覚めれば、ただの紙切れです。


本当は価値のない紙切れ(1万円札で20円?)を価値のある紙幣として

発行している中央銀行は、「うそつきのプロ」とも言われています。

一般の人々にうそがばれると困るので、難しい用語や言い回しで

本当のことを分からないようにさせるのが得意です。


●証紙付き日本銀行券


新円切替は、1946年2月 戦後のインフレーション対策として行われた
金融緊急措置令を始めとする新紙幣(新円)の発行、
従来の紙幣流通の停止などに伴う通貨切替政策のことです。


新円紙幣の印刷が間に合わないため、回収した旧円紙幣に証紙を貼り
新円として流通させました。


これらの措置には、財産税法制定・施行のための、
資産差し押さえ・資産把握の狙いもありました。


紙幣の印刷が間に合わなかったので、
証紙を付けて旧紙幣を新紙幣として流通させました。


『ウラシロ』の紙幣と似ていますね。


・・・・・


歴史で見れば、同じことを繰り返しています。


これら3つのことから、紙幣を無制限にバラまくと

何が起きるか予想してみます。


1931年12月 金本位制廃止


金との兌換不可


その10年後


1941年12月 大東亜戦争(太平洋戦争)開戦となりました。


2013年4月 日銀の異次元金融緩和


日銀券ルールなどを無視して紙幣をジャブジャブに印刷する
(正しくはコンピュータ上の数字を増やすだけ)


その10年後


2023年4月


何が起きているか?


鉄砲の玉が飛んでくるような戦争にはなりませんが
通貨戦争になると思います。


お金の購買力が減り、多くの人々が苦労されると思います。

時代に例えると、江戸時代から明治時代に変わるときのように
時代の転換点を迎えることになります。


学校の教科書では金融について、戦後のGHQの指示から

重要なことは、ほとんど教えてくれませんが、
金融の世界が変動することによって歴史も動きます。


日本銀行券の歴史からスーパーバブル崩壊を予想すると

2023年4月前後1~2年の間に
スーパーバブルが崩壊する可能性はあるでしょう。


そのときを経験できる人は、歴史の証人になれます。


将来、スーパーバブルが崩壊したとき、マスコミや専門家などはコロナのせいとミスリードするかもしれませんが、リーマン・ショック以降、本質的な問題が解決していないことが大きな原因です。中央銀行のお金のばらまきと大規模な財政出動で問題を先送りしているだけです。


この先、金融の正しい知識のない人にとっては

厳しい現実が待っているかもしれません。


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