優利加さんのブログ
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25日移動平均線を割り込んだが・・・
昨日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -943.24 @26,519.95, NASDAQ -426.48 @11,004.87)。ドル円為替レートは104円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が747に対して、下落銘柄数は1,330となった。騰落レシオは90.02%。東証1部の売買代金は2兆956億円。
TOPIX -2 @1,611
日経平均 -87円 @23,332円
寒さが戻りつつあり、ウィルスの活動が活発化してきたようだ。欧州では新型コロナウィルスの感染が再拡大しており、再び外出制限の動きが拡大している。米国では新規感染者が7万人を超えた。当然、経済活動は停滞すると見て、株を売る動きが顕著になった。昨日のドイツ株式指数(DAX)は4.2%安、米ダウ工業株30種平均は3.4%安となった。今週に入ってから、10月28日までの3日間で、米ダウ平均は6.4%下げた。日経平均は同じ3日間で0.4%下げただけだった。昨日の欧米株の大幅下落を受けて、本日の日経平均は250円近く下げて始まったが、午後には下げ渋りを見せた。日本の上場企業の決算発表で2021年3月期の業績見通しの上方修正が続いていることが一つの理由だが、他にも理由がある。
最近の欧米株と日本株の下落率が大きく違うのだが、その主な理由は新型コロナウィルス感染による深刻度の違いである。日本の人口1万人当たりの感染者数(10月14日時点)は7.2人、米国は241.0人、フランスは126.6人、英国は98.4人、ドイツは41.5人。日本の感染者数が如何に少ないか分かる。このような状況で賢い投資家はどう行動するであろうか?行動制限をする欧米に対して、GOTOキャンペーンをする日本との差を前にして、欧米の株の一部を売って、その資金を日本株に向けているのではないだろうか?ただ、新型コロナウィルス感染はまだ収束しそうにない。ワクチン開発もまだ途中で完成していない。いつまでも日本株だけがほぼ無傷なままでいられるだろうか?
日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線の下に沈み込んだが、陽線で終えたことで下げ渋りを見せた。6月8日の戻り高値@23,178円が目先の下値支持線として意識される。また上向きの60日移動平均線も下値支持線として意識される。8月8日、8月28日、10月2日は60日移動平均線で株価は上に弾き返された。そして本日10月29日もザラバでは弾き返された。
33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、陸運(2位)、石油・石炭(3位)、電気・ガス(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。
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