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調整モードに入ってきたようだ

昨日の米国株式相場は小幅反発した(DJIA +139.16 @26,651.11, NASDAQ +180.73 @11,185.59)。ドル円為替レートは104円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が244に対して、下落銘柄数は1,897となった。騰落レシオは80.10%。東証1部の売買代金は2兆6377億円。

TOPIX -32 @1,579
日経平均 -355円 @22,977円

欧州では新型コロナウィルスの感染再拡大により外出規制が相次いでいるだけでなく、フランスやドイツではロックダウンに踏み切るところも出てきた。これにより景気回復がさらに遅れるとの懸念が高まった。さらに、日本時間の昼間に米株価指数先物が下げていて、日本株相場を押し下げた。11月3日に米大統領選挙を控えて、ポジションを軽くしようとしているようだ。

日経平均の日足チャートを見ると、目先の下値支持線と見ていた6月8日高値@23,178円を割り込み、その次の下値支持線である10月2日安値@22,951円目前まで下げてきた。調整モードに入ってきたようだ。日本をはじめとするアジアは新型コロナウィルスの感染再拡大が小さく、その分だけ経済に対するダメージが小さいことが評価されて株価の下げが欧米株と比べて小さい。そうは言っても、これだけ欧米での感染が拡大してくると、その悪影響からまったく免れることはできないだろう。

33業種中すべての業種が下げた。下落率トップ5は、パルプ・紙(1位)、精密機器(2位)、証券(3位)、その他金融(4位)、医薬品(5位)となった。

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