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鋳掛屋(いかけや) 2年7月27日21時57分

(世の中の、薄っぺらい風潮を、感じている。しかし人生は、一度しかない。そういう連中は、かまわない。わが道を行く。レベルの高きを目指す生き方を模索する。なぜなら、短い一生だから  堅実)

テレビで、講談を見る。人間国宝の、講談である。さすがに、話し方がうまい。講談の題目は、鋳掛屋ではないのですが、便宜上、鋳掛屋としました。




(ストーリー)


鋳掛屋が、子供の頃は、呉服の大店に、でっち奉公にでたが、番頭に妬まれ、その呉服屋を辞めさせられる。


そして、親父の鋳掛屋を手伝う。親父の鋳掛屋の、手伝いをして4年もすると、一人前の鋳掛の腕前になる。20歳の時、親父が無くなり、一人で下町の、流しに出る。


そんなある日、旧暦の6月、あまりに暑いので、両国橋の上で、涼んでいると、近くで、母親と6歳の子供の、会話が聞こえる。


 子供が、裸足では暑くて、歩けないと、そこに動かなくなってしまう。母親は、涙ながらに、このえだ豆が売れたら、草履か下駄を買ってやるから、もう少し、辛抱を、おしという。母親の背中の子供も、泣き出す。母親は、涙と暑さの汗で、顔中、濡れている。

それを見た、鋳掛屋は、有り金全部をはたいて、その枝まめを買ってやる。


そして、枝豆は、要らないから、その枝豆を、どうしようと、おまえさんの(女の)勝手だ。


売ろうが、近所の人に配ろうが、それは、お前さんの好きに、するがよい。いつ俺も、お前さんの世話になるかもしれない。その時は、よろしくお願いしたい。


 女は、丁寧にお礼を、言って、橋の向こうに消えてゆく。


鋳掛屋は、橋の上から、隅田川を見ると、涼を求めて、船遊びの船が、いくつも、出てくる。舟遊びは、大名の次男か、三男、あるいは大店の主でなければ、とても出来ない。それも人。

この俺は、社会では、下賤の者のする仕事だと、思われて一生を終わる。この俺も人。同じ人なのに、どうしてこう違うのか。


船遊びなんて、この鋳掛屋には、一生できない。人は正直に生きなければいけないと、親父は言っていたが、正直に生きたとしても、一生このままだ。


ならばと、思い、鋳掛の道具を、墨田川に投げ入れ、その鋳掛屋は、盗賊になるという、その前のお話です。


 話し方がうまい。次から次へと、その時の、言葉が出てくる。この言葉が、絶妙である。ただし、流れが、速いので、味わっている、時間がとれなかった。30分が、あっという間に過ぎた。

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1件のコメントがあります
  • イメージ
    堅実さん
    2020/7/27 22:10

    堅実  です。


    鋳掛(いかけ)とは、錫と鉛の合金を、鍋や、ヤカンなどの、穴を開いたものに、ふいごで溶かして、その穴に埋め込み、修復することです。

    私の小学生まで、この鋳掛屋が、月に一度、村を回り、神社の境内で、作業をしておりました。



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