kabukabumanさんのブログ
マイ・メモ(2020年 6月)
4~5月は空売りの買戻しを巻き込み、想像を超える反騰相場になりました。
中でもNY市場は新型ウィルスの脅威や
リーマンショックを凌ぐと言われる金融不安より
FRBの金融政策や政府による追加の財政出動
さらには経済活動の再開やワクチン開発への期待が上回ったものと思われます。
<年初来高値と比較した主要株価指数の回復率(5/29現在)>
NYダウ 87.1%
S&P500 91.2%
ナスダック 96.8%
日経平均 91.0%
マザーズ指数 109.7%
NY市場ではナスダック指数が全値戻しまであと3.2%に迫っています。
ここまで値戻しを牽引したのはアマゾン・アップル・アルファベット・FB
マイクロソフト・エヌビディア・ネットフリックスといったハイテク株で
今後もNY市場の主役に君臨すると思います。
一方東京市場では4月以降マザーズ指数が一本調子で上昇し
年初来高値を更新(109.7%)するという逆行高を演じました。
その原動力になったのは主にバイオ銘柄で
新型コロナウィルスのワクチンや治療薬(治療法)開発への期待から
需給相場に発展したためです。
しかし途中経過はともかくとして、ワクチンや治療薬の開発は容易ではなく
臨床の場で評価されるまでには相当の期間を要することや
最終的に製造承認、量産に至るまでにはまだ多くの壁があると思います。
また同様の研究は世界中で並行して行われていますので
開発に成功しても二番煎じや三番煎じでは価値が半減します。
しかも国内では株価が過大評価されている銘柄が散見されますので
開発の進行が遅れた場合の急落リスクは念頭に置いておくべきでしょう。
ところでマザーズ指数が急騰したもう一つの理由として
3月の株価大暴落時に、国内ではネット証券の新規口座が急増し
5月までの口座数が2倍に膨れ上がったそうです。
つまり4~5月の東京市場は日銀やGPIF以上に
個人投資家の力が株価指数を持ち上げたと言えそうです。
次にNYダウの今後ですが
テクニカル的には騰落レシオ(5/29)が191.57%という高水準にあります。
ただ今年は4月14日に274.61%、4月29日も256.25%に達しており
過熱感は否めないものの、もう少し上昇余地が残っていると思われます。
個人的には26000ドルが目先の天井で
そこを超えても200日線(26300ドル)が強い抵抗線になると予想しています。
一方日経平均は5月の平均PER(ドル建て)が19.37倍で
NYダウの17.50倍を大きく上回っていますので
調整局面ではダウを凌ぐ下落幅に注意が必要だと思います。
因みに、当初より6~7月は波乱相場になると予想していましたが
好材料がほぼ出尽くしたことや、米中関係の悪化が懸念されること
さらには4~6月期の企業決算や経済指標の大幅な悪化も予想され
猛スピードで回復した株価ですが
そろそろ実体経済との乖離を埋めに行ってもおかしくないと考えています。
<今月の美女(^^)v>
キム・ヒソン(韓国:女優)
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社会貢献活動にもいろいろありますからね~(・∀・)ニヤニヤ
本当は上抜けを期待してません?(。-∀-)ニヒ♪
社会貢献活動に3日間専念しますよ。
たか〇さん お疲れ様です。
日本電産は欧州系の資金が入っているそうなので
欧州の主要証券が先物を売りに転じるまで結構強いと思います。
SBは私も売りで参加したい気分ですが
エリオット・マネジメントが睨みを効かせているので
容易に下げることはないでしょうね。
結局新型コロナの影響を心配しながらも
株式市場は上昇トレンドの波に乗る様な気がします。
因みに私の持ち株は4銘柄になりました。(意志薄弱w)
日本電産に乗り換えて 空売りは日本電産をします。
やばい銘柄かな。
trucataさん 独り占めなどと気にされる必要は全くありませんよ(*^^*)
ここにコメントを頂く方々は皆さん優秀なトレーダーで
しかも人格的にも優れた方ばかりです。
以前しょっちゅうブログを書いている頃は
結構絡まれることも多く、その度に面倒臭い思いをしていましたが
マイ・メモだけ更新する様になってからは
いい人達に恵まれて感動すら覚えます。
因みに私が答えられない質問でも、他の方がフォローして下さったりするので
これからも遠慮なくコメントして下さい。
trucataさん こんにちは。
トレーダースウェブのデータは期近の当日分だけでなので
それだけでは傾向の把握が出来ません。
JPXのHPにある取引参加者別建て玉残高一覧(毎週月曜日夕方更新)と
https://www.jpx.co.jp/markets/derivatives/open-interest/index.html
取引参加者別取引高(手口上位一覧=毎日公表)を合計した数字が
直近の建て玉総数になります。
https://www.jpx.co.jp/markets/derivatives/participant-volume/index.html
従って週単位の傾向をみるだけなら
毎週月曜日の夕方に更新される取引参加者別建て玉残高一覧で事足りると思います。
因みに上記二種類のデータを毎日検証したい場合は
エクセルに落とし込んで集計するか、毎日手作業で集計するかの何れかになりますが
そこまでやっても、ある日突然の出来事で手口が豹変することもあるので
株価に大きな影響を与える事象が発生した時だけ
細目に検証すればいいと考えています。
それから来週のNY市場については
前半調整、後半反発とみているアナリストが多い様です。
中でもナスダックは窓埋め完了という見方も出来るため
特に注目したいと思います。
(ご参考)
ダウ200日線=26315ドル
ダウ騰落レシオ(6日) =105.45% (今年の最高値は6/8の296%)
ダウ騰落レシオ(25日)=149.17% (今年最高の水準)要注意!
kabukabumanさん
何度も有難うございます。
添付いただいたSMBC日興証券株式会社の変更報告書から売却株数を検算するために
pdfファイルをexcelファイルに変換する無料ソフトを見つけ試算してみました
便利な時代ですね。
戴いたデ-タ-は4月20日~6月11日までを示しており、売却数は3754000株です。
6月1日~15日の間に400万株以上行使と記されていますが、正確な数値は4265400株です。
4月20日~6月15日に置きなおすと5954000万株となり、残数は633500株にすぎません。6月16~6月19日にも売ったでしょうから、未処理株数は非常に少ないと思われます。
PTSは-11円と月曜日の下落に誘導しているのが面白いところです。
今朝の情報はビッグニュースですね。ダウの金曜日の下落と、サンデ-ダウが-368なため
いよいよダウの下落が始まったと想像していました。実は月曜日は売りを考えていたのですが、止めにしました。決めてかかると相場には勝てないことを痛感しています。
2022年までアメリカは大盤振る舞いを続けるようですから、日経の下落は調整下落程度で反転し、2番底というのは2023年以降の話のように思えるようになってきました。また決めてかかってしまうのが悪い癖です。
<先週の主要証券先物手口:特記事項>
ABNアムロとソシエテ・ジェネラルに大きな動きあり(6/19現在)
欧州系のヘッジファンドが買い注文を出している可能性大!
(NK225先物9月限)
ABNアムロ +63669枚(6/12時点の-9552枚から一転買い越しトップ)
ソシエテ・ジェネラル +50644枚(6/12の+8451枚から急増)
(TOPIX先物9月限)
ソシエテ・ジェネラル +107393枚(6/12時点の+86813枚から増加)
ABNアムロ +19513枚(6/12時点は-265枚)
*東京市場の売買高に占める外国人の割合は約70%
外国人の売買高のうち約70%が欧州系
従って東京市場の売買高のうち欧州系が占める割合は約50%
あくまでも6/19時点の予測ですが
欧州系のヘッジファンド(CTA含む)と関わりが深い
アムロとソシエテが買い方上位に居る間
日経平均及びTOPIX指数は上昇する可能性が高いと考えられます
kanorioさん 初めまして。
しかもわざわざ低調なご挨拶を頂き恐縮です。
以前は沢山ブログを書いていましたが
最近は月一回「マイ・メモ」を更新する程度です。
また私自身は曲がり屋ですが、コメントを頂く方々が皆さん優秀なので
助けられているのが実状です。
私を除けて議論して頂いても結構ですので
気楽にコメント頂ければ幸いです。
今後ともよろしくお願い致します<(_ _)>
trucataさん こんばんは。
リボミックの新株予約権行使状況ですが、同社のIRにある通り
SMBC日興証券は6月1日~15日の間に400万株以上行使して
片っ端から市場で売却しています。(即処分するのは契約当初の条件です)
売却の明細(6月18日まで)は有価証券報告書(大量保有報告書)で
ご確認下さい。
http://www.kabupro.jp/code/4591.htm
因みに本新株予約権には8%のプレミアムが設けられていますので
行使した場合、行使価額+プレミムに対する取得税が掛かりますが
行使価格で売却しても利益が残る様に設定されているのが普通です。
しかしそれより少しでも高く市場で売却するのが一般的ですから
数十円高いところで捌いていると推察しています。
(具体例)
6月15日:220万株行使(行使価格一株498.7円)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4591/tdnet/1849356/00.pdf
取得した全株式を530円で売却した場合
220万株☓31.3円=6886万円が売買差益
一方未行使分が4387万株残っていますので
行使が完了するまでは(早ければ6月中、遅くても7月中旬か?)
日興証券の売り圧が続く筈です。
ただリボミックの株価が最近ジリ上げしているのは
加齢黄斑変性症の治療薬ではなく
同社の技術である核酸アプタマーを利用した
新型コロナウィルス感染治療薬の開発に期待しているためだと考えています。
ですから今後開発に関する新しいニュースが出なければ
株価は失速する様な気がします。
最近のバイオ銘柄は総じて需給相場なのでバブルであることは間違いありません。
従って投資対象としてはハイリターン・ハイリスクだと思います。
ここから先は国内外を問わず、どの企業が勝者でどの企業が脱落するかを
野次馬として見届け様と個人的には考えています。
これからもお邪魔にならないよう拝見させて頂きます。
よろしくお願いします(*'▽')
たか〇さん こんにちは。
新型コロナウィルスの感染力は思いの他強いので
暑さ寒さに関係なく厳重な注意が必要だと感じています。
しかし世界は一斉に経済活動の再開へと動いており
パンデミック第二弾の可能性は高まるばかりだと思います。
(特に気になるのは米国とアフリカです)
またこれまで日本国内の感染は殆ど東アジア型(武漢型)によるものでしたが
渡航制限の緩和によって米国型や欧州型(武漢型の変異株)の感染が起こると
死亡率は一気に上昇すると考えています。
経済活動を優先すると感染リスクが高まることは目に見えているので
果たして新型コロナウィルスと共存出来るかどうかは
蓋を開けるまで誰にも分からないと思います。
従って株価も軸は上向きの様ですが、まだだ予断を許さない状況だと認識しています。
trucataさん、こんにちは。
リボミックの件ですが
同社は新型コロナ感染症の治療薬開発に携わっていますが
5月のAMED二次募集に申請が間に合わず他社に後れとっているものと思います。
次回申請は8月or9月の予定で、そこで申請を行う可能性があると見ていますが
何れにしても大株主である大塚製薬を初め
新薬開発では大正製薬など複数の製薬企業と提携していますので
アンジェス同様資金面での不安は少ないと考えています。(増資も含め)
個人的には第一三共・ナノキャリア・メディネット・オンコリスバイオファーマ
それにアンジェスといった企業と同様の位置付けで見ていますが
はっきり言ってワクチンは開発から承認までの期間が短いという利点がある反面
大して儲からないというデメリットがあります。
またコロナウィルスはRNA型なので、変異しやすくインフルエンザワクチン同様
一種類では間に合わず、開発も容易ではありません。
今のところ株価はアンジェスが抜けていますが
協力企業に大手が複数参加していることや、自治体のバックップがあること
さらにはIRが多く投資家の印象が良い点などが挙げられます。
しかし最終的に市場が求めているのは治療薬であり
開発状況が明らかになれば注目されると思います。
一方治療に関してはテラが人気の様ですが
私は当初から同社のIRに違和感を覚えていましたので全く無視しています。
因みにpicksは保有株や保有したい株(or売りたい株)を予想していますが
注目度はピンキリなのと、多少感覚的な予想も含まれている点がご理解下さい。
つまり見当違いの予想もあるということです。
それからリボミックの株価が重い理由は既にご承知だと思いますが
新株予約権を行使したSMBC日興証券が市場で売り捌いているためだと思います。
http://www.kabupro.jp/code/4591.htm
また未行使分があるので上値が重い状況はもう暫く続きそうですが
買い予想でも、直ぐに飛び付く状況ではなく
買うとしても株価が動意付いてからで遅くはないと思います。
ただ一応出遅れコロナ関連ということで監視は続けます。