パラちゃんさんのブログ
1~2年後は、起きると思われる「リセッション」について
こんばんわ
今夜のブログは「イールドカーブ」を踏まえた「リセッション」
(景気後退)について、書いておきます。
アハハハ
先ず、2年債と5年債の利回りが27日には、昨年12月以降で
初めて逆転でーす!
28日には昨年10月以来となる3カ月物政府短期証券(Tビル)
と10年債の「逆イールド」が見られました。
アハハハ!
「米国債のイールドカーブ」とは、何か?
イールドカーブとは、1カ月から30年まで、あらゆる期間での
米国債の利回りの分布をつないだ線で、通常のケースでは、右肩
上がりになります。
長期債の方が、投資家が要求するリスクプレミアムが大きくなる
からです。
短期ゾーンよりも、長期ゾーンの利回りが相当高い状態を・・・
「スティープ化」と呼びます。
つまり、2年債と30年債の利回り差(スプレッド)は、非常に
大きくなります。
一方、長短スプレッドが小さい状態は「フラット化」で、例えば
3年債と10年債の利回りも、わずかな違いしか見られません。
米国債の価格が今週に入って急騰したために、イールドカーブの
一部で長短逆転(逆イールド)が発生致しました。
これは伝統的に米経済にとっては、弱気のシグナルと言われます。
長期債の利回り低下は、中国発の新型コロナウィルスの感染拡大
による経済的な悪影響を懸念した投資家が、安全な資産に資金を
移動させた為ですねぇ~
昨年12月、米中が貿易協議の「第1段階」合意に達して、世界
の経済成長と物価は上向くとの楽観ムードが、年明けには生じて
いましたが、水を差されたと言えます。
特に、3カ月物Tビルと10年債の利回り差は、注目度が高くて、
これまで逆イールド化はずっと、その1-2年後には景気後退
(リセッション)が起きるという信頼できる先行指標になってい
ました。
2007-09年の世界金融危機以後に逆イールドが生じたのは、
昨年3月が初めてでした。
もっとも、逆イールドに続いてリセッションが到来するとしても、
タイミング自体は解りません。
世界的な金融緩和政策のおかげで、景気の落ち込みが顕現化する
時期が、先延ばしされる可能性もあるからです。
また、一部のアナリストは、大半がマイナス利回りとなっている
欧州や日本の国債に比べて米国債に投資妙味があることが、そう
した条件がない場合よりも、米長期債利回りを低水準にとどめる
役割を果たしており「逆イールドのリセッションのシグナル」と
しての正確性を弱めているとも言われています。
何れにしても、昨年の10月以来、今回も逆イールド発生が起き
たと言う事は、夏枯れ相場の季節と重なる、東京オリンピックの
時期には、大暴落の可能性も意識しての相場対応が、必要な時期
になるかと、私は思っています。
経験則で、逆イールドが昨年秋に発生してから、約1~2年後と
言うと、逆算では今年の秋か、来年の秋頃になりますよねぇ~
上昇相場や、ボックス相場のトレンドは、それまでと言う事も
言えるので・・・ 一つの目安としては押さえたいですねぇ~
ご参考まで