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米国株の大幅安を受けて大幅続落したが・・・

昨日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -351.98 @23,323.66, NASDAQ -147.08, @6,636.83)。ドル円為替レートは112円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は大きく続落した。東証1部では、上昇銘柄数が74に対して、下落銘柄数は2,047となった。騰落レシオは74.23%。東証1部の売買代金は3兆43億円。

TOPIX -39 @1,517
日経平均 -595円 @20,393円

米国株の大幅下落を嫌気して幅広い銘柄が売り優勢となり、TOPIXも日経平均も大幅続落した。日経平均は3月26日安値@20,347円をザラ場で割り込むまで売られた。日経平均は一時700円超下げ、下げ幅は10月25日(822円)以来の大きさとなった。信用取引で買った銘柄に損失が発生し、追証を求められた個人投資家が投売りして下げを加速した。日経平均が20,000円に近づいてきたため、プットの売り手が損失発生に備えて株価指数先物を売り(プットが買い手により行使されると、プットの売り手は買わなければならないため、そのカバーをするため売りを出す)、相場の下げに拍車をかけた。

12月第2週(12月10~14日)の投資部門別売買動向を見ると、外国人投資家は1,613億円の売り越しとなっていた。2018年の年初来売り越し額は5兆円を超え、ブラックマンデーがあった1987年(7.1兆円)以来の規模となり、リーマンショック後の金融危機のときの2008年(3.7兆円)も上回る大きな規模の売り越しである。外国人投資家はアベノミクスの初期に日本株を積極的に買い、累計買い越し額は2015年には約20兆円にもなった。しかし、その後は売り越しに転じて、現在、10兆円弱に半減した。その外国人投資家の売りを日銀がETFの形で買って吸収してきた。日銀のETF購入累計額は約22兆円である。日本生命の日本株保有額が9兆円、第一生命が3兆円という水準から見ても日銀のETF買い残高がいかに巨額であるか分かるだろう。

高値から20%下落すると相場は弱気相場に入ったとよく言われる。TOPIXは高値からすでに20%下げたが、日経平均はまだ16%などで、日本株全体としては弱気相場の入口直前にいると言える。ただ、足元は下げ過ぎなので、来週辺りは自律反発があるだろうと見ている。しかし、それはあくまで自律反発に過ぎず、力強い持続的は反発は期待しない方が良さそうである。

33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、証券(2位)、倉庫(3位)、機械(4位)、電気機器(5位)となった。

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