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連日の米国株の急落で日経平均、2万円割れ!

先週金曜日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -653.17 @21,792.20, NSDAQ - 140.08 @6,192.92)。ドル円為替レートは110円前半の円高水準となった。本日の日本株全般は大幅続落した。東証1部では、上昇銘柄数が27に対して、下落銘柄数は2,096となった。騰落レシオは65.64%へさらに低下した。東証1部の売買代金は2兆6167億円。

TOPIX -73 @1,416
日経平均 -1,010円 @19,156円

複合的な悪要因により、先週金曜日の米ダウ工業株30平均は653ドル下げた。まず、米トランプ大統領が求めるメキシコ国境の壁建設費用を巡り、共和党と民主党が対立しており、暫定予算が成立しない。その結果、一部の政府機関が12月22日から閉鎖された。さらに、ムニューシン米財務長官と米大手銀行との会談が何か隠れた悪いことでもあるのではないかと市場の不安を煽った。まだある。FRBのパウエル議長をトランプ大統領が解任しようとしている。パウエル議長は米経済が堅調なため、今後の利上げはデータ次第と強調しており、資産圧縮も着々と進めている。FRB議長の市場との対話がうまくないと批判されている。まだある。円高の進行である。円相場は1ドル=100円台前半まで円高が進んだ。最後に、クリスマス休暇に入り、市場参加者が少なくなったため振れ幅が大きくなっている。まだある。景気後退の前兆とされる長短金利の逆イールド。中国ファーウェイの締め出し問題。かように相場を下押しする悪材料に事欠かないのが今の相場である。このまま株安が続けば逆資産効果で景気減速が強まる。通常なら、減税や財政出動をして景気を底入れすることができるのだが、トランプ政権は景気が良いときに減税をしてしまったので、打てる手が限られている。おまけに、株安をFRBのせいだと非難している。

米国株の大幅下落はアジア株にも波及し、上海総合指数も一時、年初来安値をつけた。日本株は東証1部の約98%が下げる全面安となった。株が売られる一方、債券が買われて長期金利は2017年9月以来のゼロ%に低下した。日経平均はついに20,000円の大台を割り込んだ。日経平均ベースのPBRもついに1倍割れとなり0.99倍(加重平均)、予想PERは10.7倍まで低下した。米工業株30種平均は12月24日までの4営業日で1883ドル(8%)、日経平均は12月25日までの5営業日で2351円(11%)下げた。日経平均ベースのPBRが1倍割れとなるのは2012年11月以来6年ぶりのことである。日経平均ベースのPBRが1倍割れは、日経平均採用銘柄の企業業績がすべて赤字となることを意味するが、果たしてそんなに悲観的な未来を本当に想定しているのだろうか?パニック売りが相場を過度に押し下げていると見るのが適切だと思われるがどうだろうか。過去の経験則だが、PBR<1.0となるとその後しばらくして相場は底打ちして反転した。騰落レシオも65%まで下げてきた。ある意味、これから数週間の株がどう動くかとても楽しみである。

売り玉はすべて買い戻しました。これで買い玉のみです。底抜けしたらまた売り玉を建てます。不必要に精緻な分析は敢えてしません。どうせ外れるからです。ただ、相場の波に乗るだけです。波に揺られている小舟の上で両足を開いて重心を左右に移動しながらバランスを取りつつ立っている感覚ですが、わかりますかね~?


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