地政学的リスク高まるも、3日ぶり反発

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地政学的リスク高まるも、3日ぶり反発

日経平均 ; 22597.20 (+110.96)
TOPIX ; 1786.15 (+14.08)
JASDAQ指数 ; 3814.53 (+2.42)
マザーズ  ; 1165.84 (+0.19)
東証REIT ;1670.57 (-6.79、2日続落)

日経平均は3日ぶり反発。本日未明に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、地政学的リスクの高まりが再度意識される流れになりましたが、株式市場はあまりネガティブには反応せず、米国株高と円高一服を材料に反発しました。好悪両方の材料がある中で上がるあたり、まだ市場は強気という事ですかね。

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日経平均110円高と3日ぶり反発、米国株の高値更新で買い優勢、値上がり銘柄数1500超=29日後場
15時16分配信 モーニングスター

 29日の日経平均株価は前日比110円96銭高の2万2597円20銭と3日ぶりに反発。朝方は、28日の米国株式の最高値更新を受け、買い優勢で始まった。この日午前3時すぎ、北朝鮮が弾道ミサイルを発射(青森県沖に落下)したが、影響は限定され、対ドルでの円高一服も支えとなり、一時2万2643円93銭(前日比157円69銭高)まで上昇した。買い一巡後は利益確定売りに押され、後場中盤には2万2537円12銭(同50円88銭高)まで押し戻される場面があった。半導体関連株が軟調に推移し、相場の重しとなった。ただ、大引けにかけては持ち直し、2万2600円近辺で推移した。

 東証1部の出来高は17億183万株、売買代金は2兆8683億円。騰落銘柄数は値上がり1501銘柄、値下がり477銘柄、変わらず59銘柄。

 市場からは「北朝鮮問題はあまり気にしていないようだが、リスクとしては残る。材料難で当面はもみ合い相場とみている。ただ、日経平均は日足陰線が目立つ状況ながら、下値を切り上げており、上に突っかけてくる可能性もある」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、新日鉄住金 <5401> 、JFE <5411> などの鉄鋼株が上昇。第一生命HD <8750> 、東京海上 <8766> などの保険株も買われ、王子HD <3861> 、大王紙 <3880> などのパルプ紙株も高い。JPX <8697> 、オリックス <8591> などのその他金融株も堅調。

 半面、東エレク <8035> 、スクリン <7735> 、アドバンテス <6857> などの半導体関連株を中心に電機株が下落。任天堂 <7974> などのその他製品株や、JXTG <5020> などの石油石炭製品株も安い。

 個別では、ヤマシンF <6240> 、東亜DKK <6848> 、ジンズメイト <7448> 、ライクキッズ <6065> 、タカキュー <8166> などの上げが目立った。半面、TAC <4319> 、菱洋エレク <8068> 、山一電機 <6941> 、堀場製 <6856> などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、30業種が上昇した。

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