まはいさんのブログ
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文教堂 資金ショート目前
昨日、文教堂を343円で100株売却し、手仕舞いしました。
文教堂から株主総会招集通知が届いたので読みましたが、なんらかの資金事故で即資金ショートする状況です。
債務保証損失引当金 14億円
個別財務諸表に危機的状況が記載されています。
2015年8月決算で、17億円の事業会社への債務を全額貸倒引当したうえで、14億円の債務保証損失を引当てました。
ところが、流動資産は2千万円足らずであり、計算上で引当てた債務保証損失引当金を現実に支払う資金力は有りません。
計算上は貸借対照表がバランスしていますが、実質的に破綻しています。
融資借換えを銀行に拒まれたら、途端に資金ショートします。
連結資金調達 277億円
連結資金調達残高が153億円ですが、2015年8月期の連結資金調達額はその1.8倍の277億円です。
連結売上高333億円で277億円も借換えをしており、本業に匹敵する規模の資金調達をしています。
連結純資産は7億円しか無く、融資限度額はほぼ使い切っていると推定されます。
異常な自転車操業です。
投資判断
文教堂は、少額投資であり多少のリスクには目を瞑っていましたが、良く見るといつポックリ逝っても不思議でない状況です。
資金ショート回避の方策は無くもないです。しかし、優先株を発行しており、普通株式は1株当たり純資産がマイナスだから資金事故で即蒸発します。
文教堂は株主優待目的で保有するつもりでしたが、株式発行体としては長続きしそうにないので撤退します。
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資産回転率が・・・
うーん、財務担当は頭が痛いでしょうね。
過去の社長3人を訴えるあの会社も資金のやりくりが結構大変そうですけどね。
minoQ さん コメントありがとうございます。
文教堂については、メインバンクのみずほ銀行がいちばん頭を抱えているでしょう。
文教堂は、優先株式まで毀損しているから、普通株式についてはいつ100%減資により償却されても不思議でありません。
それなのに株価が340円もついているのは、どう説明しましょう。