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ピア・ツー・ピアレンディングと中国株下落の関係

ピア・ツー・ピア(P2P)レンディングとは

お金を貸したい人と借りたい人をweb上で直接結びつけることですが

その最大手企業は、昨年12月にNY証券取引所に上場したばかりの

「レンディング・クラブ」という会社です。


同事業のメリットは、銀行を介さず貸し手と借り手が貸借契約を結ぶため

借り手は銀行が定める金利より安い金利で借り入れが可能になる点です。

無論そのためには借り手の信用度が問題になるため

信用調査を行った上で、リスクに応じて金利が決まる仕組みになっている様です。

その「レンディング・クラブ」が今年2月に、中国のeコマース企業「アリババ」と

米国の中小企業に対する融資でパートナー契約を結びました。

(詳細はこちら)

http://jp.wsj.com/articles/SB10769343920788724096004580439521357104234


ではここから本題に移りますが

ご存知の様に中国の株式市場では信用取引が一般的で

通常は証券会社から資金を借り入れる正規の信用取引ですが

実際はP2Pによる信用取引が横行していたというのです。

そこで上海総合指数の暴落をきっかけに

中国証券監督管理委員会は関連業者の取り締まりに乗り出しました。
その対象になったのがP2Pのプラットフォームを提供する「恒生電子」で

「アリババ」が子会社を通じ、21%の株式を保有している関連企業です。


その結果、当初「アリババ」に捜査のメス及ぶのではないかという不安から

一時アリババ株が急落する場面もありましたが

「恒生電子」は別のネット企業3社にマッチング・エンジンを提供したに過ぎず

実際にレバレッジをかけて運用したのはこれら3社のネット企業であったことが判明しています。


因みに該当する3社は、P2Pによる信用取引サービスから撤退することを表明しています。


ですから、今後個人投資家のレバレッジを利用した買いは鳴りを潜め

今までの様に、1営業日で株価が10%以上振幅することは殆ど無くなると思います。

但し、ボラが小さくなるだけなのか、それとも個人の買い意欲が減退するかは

暫く様子を見ないと分かりません。


(参考)「中国経済を崩壊させる、給料5ヶ月分を借金して株を買う投資家達」

以下のサイトに、中国株暴落の背景やP2Pレンディングとの関係などが解かり易く解説されています。

http://nyaaat.hatenablog.com/entry/chinese-individual-investor-debt



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