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天井期のポートフォリオ


20,000円を超えて、上下に揺れる現在の株価の位置をどう見るか、意見が分かれます。


20,000円は単なる通過点で、この先「40,000円まで行く」という人もいれば、「大暴落がいつ起きても」おかしくないという人も。「どうだっていいよ」俺は短期投資家だから……。


人、それぞれですね。


私は、「天井期にあって、安倍内閣が続く限り暴落はない」という立場です。つまり、「天井期が、あと1年続く」という意味です。


日本企業の収益力は確実に回復し、15年3月期の企業業績は、リーマンショックを超えてきています。15年春の賃上げと、ようやく現れてきた輸出の回復、原油の値下がりなどによって、日本の景気も次第に上昇軌道に乗ってきました。これからは、景気の回復が相場を持ち上げ、利益確定売りを吸収するようになります。


年内の株価は、PER15から18倍程度で変動し、公表されている現在のEPS、1,250円からすると、19,000円と22,000円のレンジ相場ということになります。


天井期が長く続くということは、平均株価での上昇幅は期待できませんが、騰落銘柄の変化が、頻繁に大きな幅で起こります。もう一度、手持ち銘柄の再検討をして、投資効率を高める必要があります。


循環相場の特徴として、成長期待で大きく上昇し、バリュエーションから買えなくなった銘柄は売られ、次いで、ROEなどで株主価値の向上期待銘柄が物色され、その先には、過去に相場のなかった長期低迷株が、先駆して上昇した指数銘柄を追いかけるような形で、大きく値上がりする循環に入ります。


そこで、金融資産のほとんどを株式投資にあてている人は、
1. 暴落はないのだから、資産は現金より株で持つ。
2. 増益基調で増配期待銘柄は、利確しないで持っていたほうが有利になる。
3. 頻繁な利確は、税金の支払い分だけ資産減少となる。
4. 乗り換えは、税金を払っても有利な場合だけ実行する。
5. 信用取引は、銘柄入れ替え以外には使わない。
6.次の相場の主役になる銘柄の発掘と斥候買い。
を前提として、ポートフォリオの組み方を再評価してみる必要があります。


一般論として、天井期は新規投資を控えて、現金化率を上げるのがセオリーです。とはいっても、次の相場までには、1年以上も待たなくてはなりません。これから長期投資を始めようとする人にとっては、ボロ株掴みになる可能性はありますが、長期間値上がりしなかった株の待ち伏せ買いで、資産を増やしてみてはいかがでしょうか。


景気の上昇期には、需要が急激に上昇するために、大手の陰で細々とやっていた会社に需要が流れてきます。これらの会社は、不況期に固定費を減らし、技術を磨いていますので、需要の増加は、急激な利益の増加に繋がります。従来ボロ株と思われていた銘柄が、ある時から、急速に値上がりする現象が見られるのはこのためです。


投資資金の一部をこれら銘柄に投資し、2倍になったところで売却し、その資金で新しい株を狙い、倍々ゲームで増やしてゆきます。ただ、ボロ株はボロ株ですから、景気が悪くなると、収益は急激に悪化し、またもとの木阿弥になってしまう点に気をつけましょう。1年間持っても、倍にならなかったら、売却することを勧めます。


こうして増やした資金で、次の相場の底値期に、残りの資産をつぎ込み、「株で生活する人生」を送ってみてはいかがでしょうか。




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