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本日の市況


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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  
17979.72(+327.04)△1.85%

◎TOPIX  
1449.39(+ 21.67)△1.52%

◎売買高概算   27億7325万株
◎売買代金概算   3兆1600億円
◎時価総額   521兆5197億円

◎値上り銘柄数 1258  
◎(年初来)新高値 210
◎値下り銘柄数  497  
◎(年初来)新安値   3
◎変わらず    107

◎騰落レシオ(25日)115.34%

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 
○○●○●●○●○○●○ 58.3%

◎カイリ率(日経平均) 
25日線比+3.33% 
75日線比+4.89%

◎為替  
(対ドル) 120.20 
(対ユーロ)136.01

◎出来高上位

1.みずほ  <8411>
202.4円(+ 2.5円)177,581千株

2.三菱UFJ<8306>
702.0円(+18.7円)127,709千株

3.ユニチカ <3103>   
54円(±   0円) 45,362千株

4.新日鉄住金<5401>
294.2円(- 1.6円) 44,076千株

5.日立   <6501>
790.2円(- 1.8円) 40,926千株

◎売買代金上位    (円)

1.日経レバE<1570>
13850円(+ 490円)197,038百万

2.トヨタ自 <7203> 
7851円(+ 138円)109,173百万

3.三菱UFJ<8306>
702.0円(+18.7円) 89,382百万

4.ソフトBK<9984> 
7094円(-  36円) 75,737百万

5.ソニー  <6758>
3231.5円(+158.0円)66,450百万



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り880万株 買い1080万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、12:43には1万8005円と1万8000円台乗せとなり、終値は327円高の(1.85%)高の1万7979円となっています。07年7月以来、約7年7ヶ月ぶりの高値水準です。

 建国記念日で日本株は休場でしたが、その間のNY市場は2日間で132ドルの上昇。円相場も1ドル=120円台前半の円安となり、シカゴ日経先物は1万8010円まで上昇。これを受けて東京市場も朝方から幅広い銘柄に買いが先行。その後も先高期待からの買いが続き、終日高い水準での値動きとなっています。売買代金は概算3兆1600億円と膨らんでいます。上海総合指数は15ポイント高の3173です。

 業種別では、陸運、小売、銀行、食品、精密、電機、不動産などの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、ファナックが4日連続高、1290円の大幅高で2万2045円と上場来の高値を更新。これまでの高値は昨年12月8日の2万1440円でした。米投資ファンドのサード・ポイントがファナック株を取得していたと報じられ、材料視した買いが入っています。

 同ファンドは著名投資家ダニエル・ローブ氏が率いるアクティビスト(物言う株主)であり、ソニーに対し映画・娯楽部門の分離を求めて注目が集まった経緯があります。ローブ氏はファナックに自社株買いを求めていると報じられています。

 幼児・大人用紙おむつでトップのユニチャームが153.5円高の3276.5円と値を上げています。11:30に2014年12月期連結営業利益が613億円と発表。事前計画566億円を大きく上回り、好感した買いが入っています。ベビー用紙おむつや生理用品を中心に訪日外国人による需要が伸びており、14年のインバウンド消費は前年比3倍になっています。

 ライオンが32円高の655円と大幅高。2015~2017年の中期経営計画で、17年に売上高4000億円、営業利益200億円を目指す見通しを示し、14年12月期に6.2%だった自己資本利益率(ROE)も10%以上に引き上げるとしており、好感した買いが入っています。14年12月期の売上高は3673億円、営業利益は124億円です。

 パンでシェア4割、最大手の山崎パンが90円高の1756円と値を上げて昨年来高値更新。2014年12月期の連結純利益が前期比6%増の120億円となり、市場予想の110億円程度を上回っています。これを好感して買いが入っています。

 自転車部品で世界首位、釣り具も展開しているシマノが大幅高、740円高の1万6530円となっています。2014年12月期連結純利益が前期比46%増の512億円と過去最高を更新し、好業績を好感した買いが入っています。シマノは欧州を中心に製品のブランド力が強く、自転車部品では圧倒的な存在として認知されています。

 その他、ジェネリックの日医工が17円高の2234円、郵船が7円高の339円、インバウンド消費好調の三越伊勢丹が84円高の1752円、西武HDが68円高の2907円、衛星放送のWOWOWが80円高の5690円、JR東日本が327円高の9637円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、東急建、松井建、山パン、亀田菓、明治HD、キリン、エムスリー、高島屋、Jフロント、帝人、旭化成、武田薬、科研薬、東和薬、ファナック、いすゞ、トヨタ自、新明和工、ピジョン、三菱UFJ、セブン銀、JR東日本、阪神阪急・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・日経平均、昨年来高値を更新 約7年7カ月ぶり高値水準

・機械受注、1~3月期はプラス幅拡大 基調判断上方修正

・1月都心オフィス空室率、改善続く 賃料3年ぶり高水準

・1月の企業物価、前年比2.4%下落 5年ぶりの下落幅

・1月の中古車登録、8.4減 駆け込み反動で減少幅拡大

・高浜原発、安全審査に合格 今夏以降に再稼働へ 2例目

・主力銘柄、昨年12月につけた高値を上回り新高値相次ぐ

・ガソリン店頭価格、4年2カ月ぶり安値 29週連続下落

・米テスラの10~12月期、売上高5割増も赤字幅は拡大

・米シスコの11~1月期、68%増益 法人向け受注好調




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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 据置き   A
(6273)SMC 36,000円

 据置き   A
(6366)千代田化工  1,216円

 据置き   A
(7276)小糸製作所  4,200円 

[野村証券]
 据置き   A
(9020)JR東日本 10,500→11,500円

 据置き   A
(9984)ソフトバンク 10,570円

 引上げ C→B
(2212)山崎製パン  1,200→ 1,600円

[SMBC日興証券]
 引上げ B→A
(8252)丸井  1,100→ 1,400円

 据置き   A
(8876)リロHD  7,600→ 9,000円

 引下げ A→B
(2284)伊藤ハム  760→ 600円

[三菱UFJMS証券]
 引下げ A→B
(2121)ミクシィ  8,500→ 3,100円

[みずほ証券]
 引上げ B→A
(8252)丸井  1,000→ 1,600円

 据置き   A
(8279)ヤオコー  8,000→ 9,500円

[大和証券]
 据置き   2
(2269)明治HD 10,800→13,650円

 引下げ 1→2
(2914)JT  4,200→ 3,750円

 引上げ 3→2
(9989)サンドラッグ  5,300→ 6,100円

 引下げ 3→4
(8001)伊藤忠商事  1,450→ 1,150円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【4】投資家心理と相場                      **
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 企業の収益力や成長性や景気、金利や為替、投資環境や政治状況などは株価形成に大きな影響を与えます。もちろん実際に売り買いする投資家の心理によっても相場は影響されます。

 様々な材料や相場そのものが投資家心理を変化させるという側面もありますが、「思惑」あるいは「悲観」「楽観」などの言葉で表現されますように投資家心理の起伏そのものが相場に及ぼす影響もかなり大きいと言えます。

 投資家の思惑や心理に影響されることによって、相場はしばらく一定方向に動きやすいという性質を持つことになります。

 つまり、相場の上昇を見て買いたいと思う人が増え、相場が下がったのを見て皆がまた売りたいと思うために、買いが買いを呼ぶ、売りが売りを呼ぶという展開になりやすいということです。

 また、相場はこれとは逆の性質も持っています。

 長い上昇相場の後である日突然暴落したり、逆に長い低迷相場の後で突然に反発するという性質です。

 上昇相場が長く続いた後の皆に利が乗っている状態で、上昇の勢いが鈍り、上値が重いとの認識が広がれば売りが出て反落します。

 反対に弱気相場でも売りが出尽くせばそれ以降の売り圧力は減少することになります。底近辺では悪材料でも下がりにくくなると同時に、徐々に買いが増えることによって株価は反発していきます。その際、売り方の買戻しを呼び込み、急反発となるケースもあります。



 景気の牽引役は個人消費と企業の設備投資です。機械受注で示される「船舶・電力除く民需」の受注額は設備投資の先行指標とされ、本日発表された12月の数値は8.3%増と、市場予想の2.4%増を大きく上回ったことは先行きの景気について明るい材料の一つです。アメリカでは今晩、個人消費の動向を示す1月の米小売売上高が発表されます。先月発表されたクリスマスシーズンの12月の数値は予想以上のマイナスで11カ月ぶりの落ち込みとなり、雇用情勢の改善が進む一方で個人消費の弱さが目立つ結果となりましたが、1月に関してはガソリン価格の低下と相まってクリスマスに受け取った商品券が使われる時期でもありますので今晩の1月の米小売売上高は強めの数字となる可能性があります。
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