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御三家のチャートと相場のリズム

来年4月より日本銀行に就職することが決まっている学生の話を聞くことができた。
このような優秀な学生の話を聞くと、日本の将来は明るいと思うのですが
テレビを見ると現実に戻ってしまう。


わたしが今年一緒に飲みに行った日銀の方は、ノンキャリの方でした。
その方もとても優秀だと思いましたが、さらに次元が違うと感じる。


来年4月入社のキャリア採用は20名で、出身大学は東大10名、京大2名、慶応2名、早稲田2名
阪大1名 、東北大3名? 合計20名と聞きました。


入行してから、1年間は東京で研修して、(うらやましいくらい役に立つ実務的な勉強を
されると思う)、その後3年間地方勤務で研修して、また東京に戻ってくるらしい。


いろいろと制約はあると思いますが、日本銀行の果たす役割は大きい。
日本のために高い志をもって頑張ってほしい。


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは専門家へ)


以前の日記でチャート分析が大切なことを書いた。


日本で株が上がった、下がったというと、一般的には日経平均株価のことをさしている。
また、ヘッジファンドも日経平均株価の先物やオプションで勝負していることもあるので

日本株の予想をするうえで、日経平均株価のチャートを分析する必要はある。


テクニカル指標では、比較的だましがすくないと言われているMACDやパラボリック線
などを使っている投資家もいる。しかし、これらを使ってもマーケットを正確に的中させる

ことはできない。


MACDで思い出しました・・・


MACD⇒Mac⇒ハンバーガー⇒ニューバーガー


日記にも書きましたが、証券会社の方とお話をしたとき気になる話があった。


ニューバーガー・バーマン(Neuberger Berman)の方が、アメリカのバンクローンの
借り換えが3年後に大量に発生する。昔のサブプライムローンと同じようにたくさん借り

換えができないことが予想されるので、3年後危ないので今から十分注意してほしいと
言われたらしい。


少し気になる話です。


話戻って


チャート分析について


日経平均株価のチャートでも難しいときと比較的簡単なときがある。
難しい局面はなるべく無理しないようにしたい。


また、周知のように日経平均株価は値嵩株の影響を受けやすい。
ファーストリテイリング、ファナック、ソフトバンクなどのチャートも参考にする。
ヘッジファンドが仕掛けるときは、御三家を動かしてくることが多い。


たとえば、ソフトバンク(9984)のチャートを見ると株価6,750円くらいのところに
強い下値抵抗線を確認することができる。ここは簡単に割れない。
しかし、明確に割れれば日経平均株価も大きく下がる可能性が高くなる。


日経平均株価の動向を予想できれば、マーケットの大きな動きも予想できる。
日経平均株価は、値嵩株とくに御三家の影響を受ける。
御三家のチャートを参考にする。


ファーストリテイリング
ファナック
ソフトバンク


の個別銘柄の売買に興味はなくとも
日経平均株価のチャート分析の手助けになることもあるので、
少なくとも3銘柄のチャート、日本を代表するトヨタ自動車のチャートはチェックしたい。


ソフトバンクのようにわかりやすいチャートを形成している銘柄もある。


たくさんのチャートをさまざまな角度からみると
相場の転換点を予想するうえでヒントになるときもある。
(もっとも、長期投資家にそのようなヒマはないので、御三家とトヨタだけでも・・・)


たくさんの専門家の予想を見聞きするよりもよい。


チャート分析をするうえで、サイクル分析の絶対的な理論・法則の考え方も
頭にいれておきたい。


サイクル分析でも重要なリズムについて


相場世界の自然のリズム


上げた相場は下げる
下げた相場は上げる


相場は下げるために上げ、上げるために下げる
底を打った相場は天井を打つまで上げる
天井を打った相場は底を打つまで下げる
この繰り返しが周期性を生む


相場世界は恐怖と欲との戦い


得意と失意
楽観と悲観


得意淡然・失意泰然


得意の時に驕り高ぶることなく、失意の時にはゆったりと構えていなさい。
物事がうまくいかなくなっても、あせらず、落ち着いて、時節の到来を待つべきだ。


うまくいく得意の時代には、おごらず、つつましい態度で当たるべきだ。
うまくいなかい時機をうまく乗り切った者のみが成功する。
スランプは有効に生かさなければならない。


(サイクル分析の資料より)


マスコミは
株が下がったとき、売り材料をとってくる。
株が上がったとき、良い材料をとってくる。
材料は後付けをしているだけ。


投資家は、評論家ではないので、理由の後付けをするヒマがあれば
相場のリズムをチェックしたい。


歴史は繰り返すので、相場には一定のリズムがある。
相場のリズムをつかめば、ニュースに振り回されないようになる。


人間にも一定のリズムはある。
投資家自身にもリズムが良い時と、そうでない時があるので、
よいときはリズムに乗って、そうでないときは休むことも大切かもしれない。


・・・


少しだけ今問題になっている原油について簡単に書いてみる。


サウジアラビアは、原油のライバルでもあるシェールガスは気に入らない。
シェールガスの採算ラインは、60ドル~70ドルと聞く。
(対して、サウジの生産コストは4~5ドルくらい。採算ラインはよくわかない)


足元のWTI原油価格は、シェールの採算ラインを下回っている。
ここにお金を貸している金融機関に注意する必要がある。


ある専門家の話によると、欧米の金融機関は、金余りもあり

何百兆円融資している。気を付けたい。


原油安は、ロシアがウクライナを取ろうとしていることに対する制裁との見方もある。


ロシアを叩きたいアメリカと、シェールを叩きたいサウジアラビアは
利害が一致して提携しているかもしれない。
(以前の日記にも書いたように、一次産品の先物価格は実力のあるヘッジファンドが
支配しているので、その価格は操作できる。)


経済誌などでも書かれている通り、ルーブル安により、ロシア食料品価格上昇している。
ただ、日本車は売れている。ある程度お金を持っているロシア人は、日本車をルーブル安で
値上がりする前に買っている。

この点だけ見れば、今年度については、自動車関連株のロシア問題での影響はないだろう。


金融の問題は、いろいろなところに波及する。
今の原油価格の水準が続けば厄介な問題が表面化するので警戒したい。

逆に円安の日本で、原油価格が反転上昇すれば、日本で厄介な問題が表面化してくる。(>_<)


今年の日記はこれで終わり。

来年日記を書くとしても、もっと短くしたい。


新しい年が、みんかぶの会員さんにとっても
より良い年になるよう期待したいと思う。



1件のコメントがあります
  • イメージ
    かわうそくんさん
    2014/12/27 18:54
    はじめまして。
    自分は、日経平均レバレッジETFを取引しています。
    大変参考になりました。
    ありがとうございます。

    リズムですね。
    それを感じます。
    個別をやらずに日経を取引しているのは、リズムがあるのも理由の一つです。
    必ず、息をしているように上げ下げします。
    その前兆は何か?色んなデータを鑑み、予想するのが楽しみです。

    MACD,パラボリックは、兆候が現れるのが、ゆっくりですね。
    中期投資では、良いのかもしれませんが。
    もっと短期で変化する指標は何だろうか?
    そんなデータを集めては、楽しんでいます。

    自分の周りにも、元気な若者はたくさんいます。
    日本は、これから頑張れる。
    脈絡のないキーワード  気配り、医療、繊細、真面目 


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