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ロシアデフォルトの可能性について

ルーブルの急落で、ロシアのデフォルトリスクが急浮上しています。


ロシアの対外債務はおよそ6780 億ドルと推定されていますが

12/12時点で外貨準備高は4146 億ドル。

これに金融機関が保有する外貨資産2560億ドルを加えると、合計6706億ドルとなり

今直ぐデフォルトに陥る可能性は低いだろうと考えられています。


ところで、今回OPECが減産を見送った理由の一つは、来年には需要が回復すると判断したこと。

もう一つは、シェールオイルの生産が活発化する中で

原油価格が下落しても市場シェアを守ることを優先したためではないかと言われています。


原油価格の下落が世界的な景気減速懸念によるものであれば

比較的早い時期に適正な価格に回帰すると思われますが

シェールオイルの台頭に対する牽制であったり

最悪のシナリオとして、原油相場をサウジアラビアが政治的手段に利用しているとすれば

この問題は意外に長引く可能性がありそうです。


そうなればルーブル安はさらに深刻化し、止む無く為替介入を続ける必要に迫られれば

ロシアの外貨準備高は減少し、デフォルトの危険性が高まることになります。


現在、ルーブルは年初からおよそ50%下落。

消費者物価のインフレは、間もなく10%に達する見込みで

ロシア発世界金融危機に発展しないことを願うのみです。


私ごときが原油相場やロシアのデフォルトを心配しても仕方が無いのですが

中東問題は根が深いだけに「1バレル40ドルになっても減産を止めない」とする

サウジの強気発言は少々気掛かりです。


因みに、同じくデフォルトの危機に陥っているベネズエラでは

アリタリア航空とエアー・カナダが乗り入れを中止しています。

航空各社はボリバル(同国の通貨)でのチケット販売が義務付けられていますが

外貨不足のため、政府のドル換金が滞っており

上記2社の場合、40億ドルが未入金となっている模様。





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