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欧州と中国の注目記事

 以下は、2Q決算、8%増税の負の効果払拭の日銀追加緩和、日銀・年金のETF購入、10%増税延期(たぶん)に続く暗雲吹き払いニュース。 株価的には上方リスクが増した(空売り注意w)。 でも未だ問題点はあり。

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ECBがようやく国債購入に動きそう
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NFDUN06K50XS01.html

 インフレ率を十分上げるために資産購入の幅を広げる=国債購入をする、、である。
 インフレ率を十分上げるには緩和規模を十分化せねばならず、そのためにはドイツ国債の購入を増やさねば無理。
 そうでないと中銀の国債保有比率が高くなりすぎる国が出てくる。

 ドラギ総裁の国債購入も考えます的な発言は、ユーロ圏の量的緩和の1stステップに過ぎず、ドイツ国債もガンガン買いますの2ndステップ、そしてそこでドイツが了解する3rdステップか必要なんですよね、たぶん。
 市場の反応が限定的なのはそのせい。

 さて、ドイツ国内で景気対策の財政出動が議論されだしてるのは一見良いことだが、これとECBの国債購入が合わさると(中銀による財政補てんという誤解により)ドイツ人の拒否反応がたかまるかも知れない。

 安心するには未だ早く、ECBのとろさとドイツの頑迷さ(経済迷信)は不合理ゆえ、大きなボラテリテイを生むかも(--;


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中国の利下げ、、不良債権増大防止措置
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NFF3PP6TTDS401.html
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NFE7RJ6JTSED01.html

 銀行と政府が一体的な独裁中国では、不良債権処理負担は最終的に中央政府に集中する。
 地方政府の不良債権片代わりと民間の破たん処理、そして裏ルートでの民間不良債権処理への公的資金拠出、、、この3つで処理が成されている。

 中央政府の財政は良好なので処理能力はあると見られているが、アクセルとブレーキを細かく踏んでの軟着陸は至難の業であり、そうこうしてるうちに不良債権が更に膨らむリスクがある(アクセル踏むと過剰投資上塗り、ブレーキ踏むと不良債権引火爆発)

 一気のバブル崩壊と公的資金注入、そして事後の大規模緩和という米国方式(自由経済国家方式)は、民主主義、自由経済、非階級社会で国民に不満がない国ならば比較的取りやすいが、独裁・特権の中国ではそれは政治的リスクが高い
   (欧州も日本も経済的自由度や「特権・利権」の小ささにおいて米国に劣るので不良債権処理
    方法は幾分、中国寄りであり、尾を引きやすい)

 こうした状況は、中国に隣接してない国ならば、お手並み拝見で静観していられる。

 しかし、隣接国でスケープゴートになってる日本国、長期的征服目標になってる日本国ではそうも言ってられない
    (これが妄想でないのは戦後中国と周辺民族の係争史や、中国の教育事情を調べると良く
     分かる。 近いうちに日記にまとめます)。

 中国は国内経済の混乱を日本叩きでそらす可能性が高い。
 例えば、尖閣に捨石(反主流少数勢力)を送り込んで騒乱を起こし、国内不満の矛先転換と捨石の抹殺を同時に図る等が考えられる

 だから、日本では自国の経済成長を高めての「防衛力と同盟網」の強化が喫緊の課題になる。
 日本のマスコミ(ゴミ?)と野党(サギ?)はそう思ってないようですが、、、
   (彼らは中国がアジア覇権を握っても自分たち左翼勢力だけは厚遇され続けると勘違いして
    いるようなところがある。 これが思い込みに過ぎないのは内モンゴルの事例を見ると
    分かる、、、これも近々日記にまとめる予定)。

 中国にとってはどうでもいい尖閣侵攻なのに、日本の失策で尖閣取れちゃいました、となりかねない間抜けさが日本にはある(中国共産党の歴史にはこういうラッキーがゴロゴロある)。



 




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