yuhsanさんのブログ
1-4 波を読み波に乗りましょう
明日のことは誰にも分からないかもしれませんが、株価は絶えず変動し、波を作ることだけは間違いのない現象です。波は毎日、毎週、毎月と繰り返され、短期波動、中期波動、長期波動となりますが、長期波動はだいたい4~5年で、安値から高値を付け、また最低に移行するという周期変動を繰り返すことが知られています。
期間については、株の変動現象よりも確度は高くありませんが、景気のサイクル、あるいは市場関係者の利害関係から、上昇波動はだいたい2~3年、下降波動は1~2年というのが、コンセンサスになっています。最近では、政治の力で、景気の持続を図る努力もされますので、上昇期は長く、下落期は短くなる傾向も見て取れます。
期間についてはそのときの経済、社会情勢で変わるとしても、波動現象は、市場経済が続くかぎり存在し続けます。投資の成果は、株価の波動を読んで「いい株を安値で買い、高値で売る」ことにありますから、これを何回繰り返すことができるかで、その人の生涯投資成果が決まります。
そこで疑問です。
「なら、毎日の波動を読んで株の売買を繰り返すほうが、長期波動よりチャンスが多いのでは?」
もっともな質問です。この理論は、デイトレの根拠となって、短期取引に夢中になっている人たちの支えになっています。でも結果を見てください。デイトレで株をやっている人たちの80%までが、1年間で投資を諦めているのです。
株式投資は、将来の変化に資金を預け、預けた資金を取り合うゲームの要素を持ち、ギャンブルと考えたほうが分かりやすいのです。最近では多くの参加者は、株をゲームと考えて、株式市場に参加しています。証券会社を始めとする市場関係者も、短期売買による売買高の増加で、潤っている構図も見て取れます。
株式投資というと、すぐに株の売買による儲けを連想しますが、売買益だけが株式投資ではありません。投資によって企業活動を支援し、経済を発展させ国を豊かにし、その果実として値上がり益や配当を受け取り、資産を増やしてゆくのが、株式投資本来の目的なのです。経済の発展とともに伸びる企業の株を持つことで、資産価値を引き上げ、企業からの配当金で安定した収入を得られるほうを取りたいのです。
株は、売買益と配当収入を得られる数少ない金融商品です。ただ、配当金で豊かな老後を送るには、最低でも5,000万円は必要になります。短期間に5,000万円を作ることは、夢の中では可能かもしれませんが、実際にはほとんど不可能です。リスクとリターンは表裏一体で、大きく儲けようとすれば、それなりのリスクを覚悟しなければなりません。
リスクを抑え5,000万円を作れるのは、時間を武器にするしか方法がないのです。ただ、その場合でも、生涯時間は豊富にあっても、資金が少ない世代と、ある程度の資金があっても、生活に忙しい世代とでは、投資方法も変えなくてはなりません。
「波乗り投資法」では、時間と資金の両面から、45歳までに「ためる」、65歳までに「ふやす」、65歳からは、配当金で「あそぶ」ことを目的にします。
20年を一区切りにしたのは、この間に停滞期から始まり、天井期を経て下落する株価のサイクルが、少なくとも4回は含まれるからです。目的達成には必要十分である上に、生活環境は20年ごとに変化するという考え方にも合致しています。株式投資といっても、生活環境や資産によって、リスクの取り方が変わってきます。投資法もそれに合わせなければなりません。
space450さん
おはようございます
一晩考えて、再掲いたします。
>デイトレで株をやっている人たちの80%までが、1年間で投資を諦めているのです。
という点です。
具体的な数字は見たことがありません。
以前の掲示板、あるいは「みんかぶ」での投稿者の変遷を見ると、短期投資をやっておられる方は、大体1年で姿を消してしまいます。
原因は、はっきりしています。
儲からないからです。
典型的な、ギャンブルのパチンコは、ファンになっても1年も経つと、その支出に負けてやめてしまいます。
カジノのルーレットも同じです。知的な要素もあるようですが、1年も続けると次第に負けが混んできます。
株を短期でやるのはギャンブルです。
ギャンブルである以上、胴元に儲けは吸い上げられてしまいます。
おまけに最近は税金まで上がって、ますます儲けは少なくなり、損失ばかりが目立ちます。
長続きしないわけを列挙しました。
くどくなって、申し訳ありません。
kabukabumanさん
こんばんは
コメントありがとうございました。
kabukabumanさんと同じ時期に休み、同じ時期に「投資法」の開示になりましたね。
別に競争しているわけでもありませんが、いろいろな投資法があって、大変参考になります。
kabukabumanさんも触れておられますように、株投資での成功者は、数え切れないほどです。
おそらくそれぞれの手法で成功を勝ち取ったものと思われます。
その成功例は、ほとんど世の中に出ないままになっているでしょう。
株の成功者は、税金問題や、世間体などから、表に出たがらないものです。
kabukabumanさんのキャリアを拝見すると、現役のトップということで、お仕事でのご成功、心より尊敬いたします。
私も、サラリーマン経験は40年弱ありますが、残念ながらトップにはなれませんでした。
その代わり、会社を飛び出すための資金作りに株を始め、バブルに恵まれ資金はできましたのですが…。
バブルのはじけとともに夢がたたれ、その資金をあそびに使うようになったのです。
人生さまざまですね。
kabukabumanさんの「日記」拝見し、手法を比べてみると、投資の目的と目標が大きく違っています。
手法も私の場合は、時間を武器にしていますが、kabukabumanさんの場合は、銘柄の発掘に力を入れています。
どちらが勝つかより、どちらも成功するように、お互いに切磋琢磨しましょう。
おちゃちゃさん
こんばんは
今日は雨ですね。
おちゃちゃさんのお住まいのところはどうですか。
こんな日は、テニスもできないので残念ですね。
かわりに、錦織選手のテニスの試合でもご覧になっているのでは…。
私は、今の株価16,000円付近は、アベノミクス相場の7合目付近と見ています。
登山では、7合目がひとつのポイントなんです。
頂上は見えますが、傾斜はきつく、緑も水もない岩場に変わります。
場合によっては、噴火の危険もあります。
市場参加者も、頂上が見えてくると、その先の降りを読むため、どうしても上下に激しく動くようになります。
ある意味、面白い相場になることは間違いありません。
今日の「日記」は、「波乗り投資法」の紹介ですが、土日続けますので、あと13回ほどの連載になります。
私の相場観は、金曜日の引け後に、お世話になることにしています。
次回10日は、
「相場の7合目は買いか?」というテーマです。
お暇があったら見てくださいね。
j-uさん
こんばんは
ご覧いただきありがとうございます。
私は、20年ほど前に現役を卒業し、今は年金と配当金で生活していますが、
配当金がなければ、豊かな生活ができません。
配当金は私の退職後の「あそび」を支えてくれています。
投資金額は、そのときの株価によって左右されますが、配当金は不況の折でも、ほとんど変わりません。
振り返ると、大儲け大損の繰り返しでしたが、株をやめなかったことが今の豊かさの源になっています。
どこかの国の馬鹿息子総理とは違い、私の場合、50万円そこそこの資金から、今日の生活を支える資産にしたという自負は持っています。
えらそうなこといってごめんなさい。
j-uさんのご活躍願っています。
space450さん
こんばんは
ご覧いただきありがとうございます。
株式関係の数字は、勝手に解釈され、一人歩きをしてしまいます。
私も、よく友達と株価見通しについて議論します。
友達は、上がるといい、私は下がるといいます。
でも、議論はそれまでにしておきます。結果は、後日判明するからです。
当たらなかったといっても、あまり気にしません。
短期投資家の生存率も、同じように見てくださるとありがたいような気がします。
もし、space450さんが短期投資家であったらごめんなさい。
私はFXをやったことがないので、よく分かりませんが、この世界では短期でも長期でも、変わらないような気がしますが…。
生存率も五分五分なのでしょうか。
space450さんのご活躍願っています。
yuhsanさん こんにちは!
私は今回体調を崩して決心したことが一つあります。
昨日の日記にも書かせて頂いた100万円を5年余りで1億円にする方法に
自らチャレンジしてみようと思います。![](/images/emoticons/coldsweats01.gif?emid=199)
実は30代半ばで脱サラし、同僚と一緒に事業を立ち上げました。
今では社員さんも増え、相棒は将来上場企業に育成したいと張り切っています。
一応彼が社長で私が会長だなんて馬鹿なことを言いながらスタートしましたが
幸い若い社員さん達が育っているので、少しずつ業務を譲り
私はそのうち専業トレーダーを目指そう?なんて妄想しています(^_^;)
余計な話で申し訳ありません。
私の投資スタイル。今後は長期をメインに切り替えます。
ただ何時もyuhsanさんが仰る時間を武器に、配当で豊かな老後を・・・・・
重々理解しているのですが、私にとって株式投資の醍醐味は
喘いでいる企業が変身を遂げる姿を見ることで
常にその可能性を秘めた銘柄ばかり探しています。
これはもう病気の範疇だと自分でも解かってはいるのですが
過去の投資歴を振り返った時、株価2桁だった銘柄が数倍になっていたり
時に4桁にまで育った姿を見ると何だか胸にジーンと来るものがあります。
ですから未だに無配株を抱えることは珍しくありません。
しかもその企業が復配を果たしたら次の銘柄に乗り換える・・・
そんな投資スタイルからなかなか抜け出すことが出来ません。
結局キャピタル・ゲインを狙っている訳ですから
口では偉そうなことを言ってますが、本当はギャンブラーなのだと思います。
yuhsanさんの日記を拝見する度に頭を抱えてしまいます。(。・・。)
アベノミクスで2013年に一気に株価がもどりましたけど
yhusanさんは
まだまだ、始まったばかりと思われます?
波は今からだと
そのへんがいつも、悩みます・・・
こんにちは。
興味深く読ませていただきました。
>最近では多くの参加者は、株をゲームと考えて、株式市場に参加しています。証券会社を始めとする市場関係者も、短期売買による売買高の増加で、潤っている構図も見て取れます。
私もゲーム感覚が抜けない一人です。それで市場が潤っているのですね。本格的に投資と向き合いたいのであれば、ゲーム感覚ではだめでしょうね。
>デイトレで株をやっている人たちの80%までが、1年間で投資を諦めているのです。
よくそういわれますが、どちらのデータでしょう?きっとFXでも同じことが言えるのでしょうね。
>「波乗り投資法」では、時間と資金の両面から、45歳までに「ためる」、65歳までに「ふやす」、65歳からは、配当金で「あそぶ」ことを目的にします。
波乗り投資法、初めて聞きました。
私はFXをしているのですが、どの波を狙っていこうかと、ふと考えさせられることになっています。自分の生活スタイルなどと併せて検討していく時期なのでしょう。