ストリートアナリストさんのブログ
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リスクについての想い出
台風や地震が相次いだところに、NGTNさんが日記にリスクのことについて書いていたので、改めてリスクについて考えさせられた事件を思い出しました。
古い話になりますが、1999年に東海村の核施設で臨界事故がおきました。
私はニュースを会社で聞いたのですが、すぐさま飛んで帰って車のガソリン満タンにして水を大量に買い込んで、非常持ち出しを用意しました。
核施設大爆発のニュースが流れた瞬間に車で逃亡できるように準備を整えてニュースにかじりついていました。
結局、死者2名を出しましたが大惨事には至らず、私の大慌てぶりは、後日皆の笑いのネタになりました。
しかし、核施設で臨界が起きたということは、最悪の場合チェルノブイリを上回る大惨事が起きる可能性が十分にあることは、少し原子力の知識があれば、誰にでも分かるはずです。
私が驚いたのは、臨界って何?という人が何も対応していなかったことではなく、原子力のことを知っている人でも同様の対応だったことでした。
「そんなこと起こるわけないよ」という自信はどこから来るのか、ちょっと恐ろしかったのを覚えています。
すぐにパニックを起こしなさい、というつもりはなく、それはそれで大変危険なことですが、何か事件があったときに、少ない情報から最悪の事態を想定して対策に備え、正確な情報を得る努力を行う姿勢は、必要なことだと思っています。
といっても私もボケたことばかりしていて、危険が何だったのか、あとで分かって後悔することがほとんどです。リスクへの備えは、なかなか難しいです。
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取引でも大切ですよね。
リスクのとり方については
常々考えることがあります。
資産運用でもリスクへの備えは大事ですね。
私も一度、整理してみます。
会社はひたちなか市、事故の現場から10kmも離れていないところです。
いつものように何事もないかのように仕事をしていました。
”知らぬが仏”、まさに知らぬ間に放射線を浴びていたことになります。
雪印乳業、三菱自動車、・・・ミートホープ、社会保険庁。
一体どうなっているの?
揚げ足取りの選挙戦。一体何を目指した政党なの。
国民は何を信じればいいのでしょう。
せめて自分の会社は、自分だけはと思いますよね。自信ないけど。
私は浜松に住んでいますが、比較的近くに浜岡原発があります。なので、最悪の事態が起こった時の風向きは常に意識しています。
ただ、個人的には日本の原発の安全度は許容出来ると思ってます。
信じられないような事件や事故が相次ぎ、心配しだしたらキリがない状況になってきましたね。
食品などは、自分ではチェックのしようがない場合もあり、防ぎようのないリスクもありますね。
危ないから何でもダメ、では生きてゆけないですし。
大切なのは最悪の事態がどのように起こり、その際はどこから情報を得て、どう行動するか前もってイメージしておくことだと思っています。