衣雲さんのブログ
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細かすぎて多分どうでもいい雑感
1.バーナンキさんは持論の「成功」を示すためにテーパリングを急いだのかも?もし任期中に緩和縮小ができなけえれば持論の正しさを証明したことにならないから・・・って考えると、なんとなくそんな気がしてくる。でもイエレンさんになったら一旦リセットされるし、バーナンキさんがどうこうとか関係ないから、彼女は彼女でまた好き勝手にやるのかな?
2.新興国不安の理由は、米国のテーパリングで新興国から資金が引き上げちゃうんじゃないかという不安。今まで米国の金融緩和でマネーがじゃぶじゃぶ新興国に流れていたのが「逆流」しちゃうという話。でもよくよく考えて見れば「金融引締め」じゃなく「量的緩和縮小」。じゃぶじゃぶのマネーは減らないどころか、むしろ増えてる。減らす道筋も今のところ見えてこない。それなのに逆流始めちゃう金融の不思議。
3.それでも、このままいけば数ヶ月〜1年後にはFRBの証券購入額が月0ドルになるから、それを見越して、「バブル相場は終わった」と悲観してる。だからみんなリスクオフしてる。その後は?「どうなるかわからない」だからいつも通り脊髄反射で円を買ってる。それというのも日本はまだまだ緩和が足りないし、消費増税するし、消費増税に対する景気対策が足りないし、緩和と財政再建どっちつかずだし・・・
4.とにかく、日本は経済規模に合わないことばかりやってるから狙われちゃう。だから米国のテーパリングなのに円が買われる。ドル以上に買われる。「米国が大変だー!!」『円に逃げろー!!』「欧州が大変だー!!」『円に逃げろー!!』「新興国が大変だー!!」『円に逃げろー!!』「日本が大変だー!!」『円に逃げろー!!』・・・多分、日本は米国にとって「便利で安全な金庫」なんだろうなあ・・・
5.ところで引き上げたじゃぶじゃぶの緩和マネーってどこに行くんだろう?集めて燃やす?そんな、わざわざ燃やさなくても、かなりの額はレバレッジの逆回転で消滅するから大丈夫(?)。でも、投資しなければ生きていけない人達がいる限り、また別の投資先が生まれて、そこにまたレバレッジが生まれて、消滅した量と同じか、それ以上のマネー(正確には「信用」の方)がまた生まれる。多分、日本もその候補だと思う(期待も込めて)。
6.国債保有で首根っこを掴まれている米国にとって、対中経済政策は2通りしか道がない。大量のマネーを急激に中国に流入させるか、中国の保有する米国債をゆっくりと日本に移転するか。中国は大量の米国債を保有してる。日本も大量の米国債を保有してるけど(比率は下がったとはいえ)、中国は日本と違って米国債を売ろうと思えば売ることができる。これを売らせないためには、中国の経済成長を停滞させないで再度バブルを発生させるか、中国の保有する米国債を「絶対に売らない」日本に移していくしかない。
7.中国でバブルを発生させるのはわりと簡単だけど、その場合、中国の保有する米国債が更に増えるのは米国にとって命取りになる。これは盗人に鍵を預けるよりも危険。じゃあ中国の米国債を日本にゆっくりと移転するのは?少し難しい。中国が売る米国債をコントロールするため(間接的に)武力行使もしなければいけなくなる。とはいえ今の米国と中国の軍事力の差を考えれば簡単なことだと思う。でも多分オバマ政権の間はやらない。・・・ってことは、中国経済は(一時的に)息を吹き返すのかな?
8.多分、今回の混乱を収束させた国が次の「バブル」のイニシアチブをとる国だと思う。イエレンさん?ドラギさん?黒田さん?李克強?要人の発言と、それに対してMr.マーケットがどう動くかに注意。
日記
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