izmさんのブログ
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スーパーアグリ、熱いぜ!
スーパーアグリ、F1完走!
日曜日の深夜、F1開幕戦、バーレーン・グランプリ決勝で、新規参入を果たしたスーパーアグリ・ホンダがデビュー戦を終えた。結果はエースの佐藤琢磨が4周遅れの18位完走。すばらしい! 新人の井出有治は残念ながら、途中リタイア。久々に熱くなりました。ちょっとだけ見て寝ようと思ったけど、最後まで見てしまった。F1は、世界の主要メーカー、フェラーリ、メルセデス、BMWに、日本のHonda、TOYOTAなどが、そのメーカーの威信をかけて挑んでいる。そこにBigマネーもなく、メーカーのバックアップもなく、それも4ヶ月前に参入が許可されたばかり。「アグリ、F1、参戦」って聞いた時、きっと大資本がバックについているのだろうと思ったが、でも違った。さまざまな大企業の広告で埋め尽くされた各社の車体に比べても、スーパーアグリF1のボディには、わずかに小さなステッカーが貼られているだけ。実際、レース中も 2台同時にピットに戻ったり(もちろん、普通は1台づつ)、給油ミスなどで琢磨は計6度(普通は1~2回)のピットインを強いられるなど、新参チームらしいトラブルが続出。ホントぎりぎり。聞くと、ピットクルーもF1が初めての人ばかりらしい。鈴木亜久里監督、試合前のインタビューで「ここまでホントにつらかった」と語っていた。テストもほとんどできていないだろうし、ましてやマシンだったよく間に合った。ホンダのエンジンを供給されているが、お古みたいなものだ。完走について「奇跡に近い」とも語った。どちらも、素直な気持ちだろう。ただ、完走は「奇跡」だけでは無い。佐藤琢磨だ。昨年までHondaのドライバー。1昨年、表彰台にも上り、いつ優勝をしてもおかしくなかった。琢磨もF1での「優勝」を思い描いていたかもしれない。アグレッシブな挑戦者、それが琢磨だった。でも昨年、琢磨は結果を残せなかった。そして、その座を追われた。Hondaを責める意見もあるが、昨年の安定性の無い走りを見ていたら、私も仕方が無いと思う。その琢磨が、さまざまなトラブルに見舞われても、いつトラブルになってもおかしく無いマシンをあやつり、かつて味わったことの無い、圧倒的な最下位を、完走した。これは、琢磨のキャリアがなしたわざでもあろう。琢磨はいい顔していたな。「F1チームを持つことが夢だった」とアグリ監督は語った。「こらからが大変」そうも語る。確かにそうだ。夢だからって簡単に参入できるものでもない。スポンサー、スタッフ、ドライバー、巨額なマネーとたくさんの人が動く。アグリの資産は大丈夫かと心配してします。きっと、かなり自腹なんだろうな。アグリ監督も緊張感がただよっていた。けど、レース前からすごくいい顔していた。それでも夢に踏み出したアグリに、片山右京も中島悟も、ちょっと羨ましそうな目をしていたと思うのは私だけでしょうか。夢のスタートに立ったアグリ監督。夢の一歩手前まで行き、振り出しに戻された佐藤琢磨。そして、初めてのF1という夢舞台にたった井出有次。いっぱい夢が詰まった「純日本チーム」。まだ、完走するのもやっとの状態。でも夢を0からスタートさせたスーパーアグリ。決してすぐに、トップになれないチームだけど、そんな久々に熱くさせる『夢』のチームを、今年1年、そしてこれから応援して行きたいと思う。眠れない日曜日が続くかな。心配なのは、「楽天スーパーアグリ」とかにならないことを祈るのみ。孫さん、スーパーアグリを応援しませんか?
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