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★安倍政権の三本の矢(金融緩和・成長戦略・景気対策)は??

 2月21日(ブルームバーグ):日本銀行の白川方明総裁の後任人事で、岩田一政・元日銀副総裁と黒田東彦・元財務官の2氏を軸に調整される見通しが強まったと21日付の毎日新聞朝刊が伝えた。岩田規久男・学習院大教授を推す声もあるという。情報源は示していない。

報道によると、みんなの党が強力に推す規久男氏の起用の検討にも入ったもようで、岩田一政氏か黒田氏を総裁に起用する場合、岩田規久男氏を副総裁に充てる案が浮上しているという。

総裁人事では、首相の政策ブレーンを中心に武藤敏郎元財務次官の起用に難色を示す声が広がり、伊藤隆敏東大大学院教授を推す声もあると毎日は伝えている。

報道によると、副総裁の一人に日銀出身者が充てられる方向で調整が行われ、雨宮正佳、中曽宏の両理事を推す動きが出ており、雨宮氏の起用が有力視されているという。

 

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 ソースが毎日なので???ですが、次期日銀人事は、黒田+日銀出身者の二名が入りそうです。

 総裁一名、副総裁二名のうち、二名が黒田+日銀出身者となれば、財務省主導の金融政策になる可能性大

 

 上記では岩田規久男、伊藤隆敏、岩田一政がベストですが、こうなる確率は5%未満と予想。

 なぜなら、首相も麻生財務相も官僚配慮発言を連発してるからです(=出身母体にこだわらない=財務省・日銀出身者を入れたい)。 

 その省益が、金融緩和、インフレ目標と相反する役所(財務省・日銀)の出身者を入れたがってるわけですから、安倍政権の金融緩和が本気ではないことは既に自明です。

 

 特に麻生財務相の財務省シフトは顕著。

 財務省の省益追求(反国民益、背任行動)を抑えるどころか、それを積極支援しているフシがある。

 政策音痴ゆえ、官僚丸投げ、官僚へのゴマすりがなければやっていけないので、これは宿命的なものでしょう。

 そういうヒトを財務相に据えたとこからも、安倍氏の金融緩和は既に本気度が高くない

 

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 さて、残りの二本の矢(財政出動、成長戦略)はどうか、と言えば、これも本気度は低い、、、というか、むしろ、日本経済の低落を促進する内容になっている。

 

 財政出動(公共事業の過剰膨張)が日本経済を低落させてきた様は、既に国民多数が経験済みですし、その理由も当方過去日記で書きまくってきたので、ここではあえて繰り返しません(災害対策名目であれ、急膨張させるのは災害対策としても経済政策としても不合理、逆噴射)。

 これは単なる利権膨張政策、多数の国民から少数の利権有権者(自民支持母体)への資産移転政策に過ぎない。

 

 一方の成長戦略ですが、これも農業で成長と言ってるので、実態は自民支持母体へのバラマキです。

 農業はGDPの0.9%、4.5兆円規模の産業に過ぎないうえ、社会主義的に規制・保護された産業だからです。

 社会主義的な枠組み(新規参入規制、農地拡大の阻害、横並び政策(兼業農家優遇政策。兼業農家には公務員兼業も多い)などなど)を変えずに、税金を幾らつぎ込んでも逆効果なのです。

 ここには1990年代もガットウルグアイラウンド向け農業対策費(貿易自由化への対策費)として総額7.2兆円もの税金がつぎ込まれてきたが、結果的に農業のGDP比率、産業規模は縮小の一途を辿ってきた(今も年7500億円の戸別所得補償(自民になって経営所得安定対策費と名称が変わったが実態は同じ)が農家に支払われている。 で、農家の半数は本業が別にある片手間農家。ホントに農業主体の農家は1/5に過ぎない)。

 結局、これらの予算は農業自体を振興させず、農家らしき方々や関係業者の貯金を殖やすだけの結果に終わったのです。 つまり、自民の公共事業政策の農業版に過ぎず、貧者(一般国民)から富者への所得移転政策に過ぎなかった(経済的に低迷してるが税金バラマキでお金持ち、と言う構図は日本のあちこちに見られる)。

 逆に言うと、産業自体を衰退させることで補助を促し税金を詐取している構図(農業や地域振興策は見事にそうなってしまっている。役所の事業)とも言えます。

 

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 安倍さんの愛国心が本物ならば、上記のような施策は取らない。

 これらは日本経済を緩慢に低落させ、不公正を助長し、国民を亀裂させる政策であり、左翼カルトの浸透を助長する施策でもある。

 しかし、アベノミクスの実態は金融緩和が以前より強化されてる以外はこれまでの自民政策とあまり変わっていないのです。

  (それでも日本急落の民主きちがい政権よりはずっとマシですが。 ちなみに自民の利権追求行動

   と麻生氏の放言が民主のような左翼きちがい政党を躍進させた原動力でした)

 

 今現在、安倍政権がこのような施策をとっている理由は、自民内も利権勢力が多数な中で改革を着実に漸進させるためなのか、それとも単なるエセ愛国心(利権維持が本意)ゆえなのか、、、、それは、参院選後に明確になるでしょう。

 

 それを見極めるためには、参院選で第三極(みんなの党。それ以外は基本、自民亜種か民主亜種。橋本氏もアベノミクス礼賛なので基本、政策音痴に近い)が躍進する必要がある。 さすれば、第三極が踏み絵を強制することになるからです。

 

 しかし、参院選で第三極が躍進しなければ、踏み絵の提示もなく、安倍氏の本意が改革漸進路線だとしても、改革漸進の余地は当分なくなる

 

 

 

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