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金融支援後の倒産2倍に 円滑化法、改善進まず

 中小企業金融円滑化法を利用し金融機関から返済負担を軽くするなどの金融支援を受けた後に倒産する企業が急増している。資金繰りに余裕がある間に事業環境が好転せず、抜本的な経営改善が進まなかったためで、2012年度上半期(4~9月)の累計は180件超と前年同期の約2倍に増えた。

 金融円滑化法は来年3月末で終了する予定。中小企業は金融支援の後ろ盾を失い、倒産件数が大幅に増える可能性がある。同法を使った支援の大半は地方銀行や信用金庫など地域金融機関が実行しており、不良債権が増加すれば地域経済にも影響を与えかねず、企業再生ファンドの設立など終了後を見据えた対策の整備が急務になりそうだ。

 信用調査会社の帝国データバンクによると、金融円滑化法の利用後に倒産した件数は、10年度上半期が8件だったが、11年度上半期は90件、12年度上半期は184件と急増している。

 金融円滑化法に基づき支援を受けるには、金融機関に半年や1年を期間とする経営改善計画を提出しなければならない。しかし、長引くデフレで再建が進まず「支援の延長を打ち切られるケースが相次いでいる」(帝国データバンク)という。

 融資先に中小企業を多く抱える地方の金融機関は、もし金融円滑化法が予定通り終了すれば「金融庁の検査が厳しくなり、不良債権化しかねない」(地方銀行関係者)との懸念を強めている。

 金融円滑化法を利用した中小企業は30万~40万社に上り、返済猶予額は今年3月末までの累計で約80兆円となっている。内閣府、金融庁などは、自治体や地域金融機関が主導する企業再生ファンドの設立を促し、法律が終了した後も支援を継続させたい考え。ただ、地方経済が低迷する中、ファンドに十分な資金が集まるか疑問視する声もある。

3件のコメントがあります
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    リッキー8さん
    2012/10/22 12:27
    ますます増えるでしょうね。
    なんの返済計画もなくて、借りられるものは借りて、延ばして欲しいと言えば延ばしてくれる…
    単なる延命措置に過ぎないと聞きました。

    中には借りて計画倒産もあったとか?
  • イメージ
    arama-さん
    2012/10/22 12:45

    リッキー8さん

    こんにちは

     

    返済ができない状態でも、金利分だけでも貸し付けるようですね。

     

    貸付しないと倒産に・・・・・

    あえて危険な貸付をする・・・・

     

    あり得ない話ですが・・・・これが実情のようですよ。

  • イメージ
    arama-さん
    2012/10/22 13:13

    リッキー8さん

     

    話は別ですが・・・・池田泉州・・・良い動きになってきました。

     

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