NGTNさんのブログ
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雑感
先週のアメリカの経済指標は中古住宅の在庫が気になるくらいであとはそれなりに堅調でしたが、相場の方向性を決定付けるには至らず。動きが出るとしたらやはり、長期金利が跳ね上がった6月の住宅関連の指標が出るあたりでしょうか。
現在気にかかることは、原油の動きが気持ち悪いのと、円ショートが積み上がっていること。
シカゴ投機筋の円ショートは過去最高を更新してます。
http://www.forexwatcher.com/cmepos.htm
金融市場に流れ込むお金の量は増えているので、ポジションが過去最高を更新していくのも、当たり前と言えば当たり前なのですが、ポジションの増減サイクル的にはそろそろ巻き戻ってもおかしくない感じです。今年の2月末は世界同時株安で一気に巻き戻ってましたが、去年の10月下旬から11月は特に理由も無く円高株安になってましたし、明確に下げる理由がなくても波は出来るでしょう。(まあ、私はどっちの株安も、某米系証券がプットを仕込んだり空売りしたりして下への値幅を取りにきたと思ってますが。先物・OP手口を見続けてるとなんとなくわかってきます。ちなみに7月限のOP建玉からは今のところ急落する感じはしないです。)
日経平均は為替が動いたら要注意ですが、しばらくはNY市場を睨みながらのグダグダ相場が続きそうかな。想定レンジは17800-18200。ダウが再度高値を更新していかない限り、日経平均は今のバリュエーション的には18500円辺りが上限になりそう。ダウやS&P500、欧州市場、日本市場は、ここ2,3年はほぼ同じくらいのPERで推移しているので、日経平均が上値を追うには、上方修正でEPSが上がるか、欧米市場がこれまでのPERのレンジを上抜けてバブル的に上がっていくか、のどちらかが必要でしょう。(というわけで、私は米国の住宅指標やら金利やらを気にして、NY市場の動きもチェックしているわけです。)
トレンドとボックスの見極めは非常に難しいですね。
僕の日記で書いたような時間軸によっても変わってきますし。
勝率を考えずに勝負を挑めばボックスであってもそれなりに対処できる面はありますね。それでいてトレンドが決まったときには大きな利益を得られる。これがトレンドフォロアーの理想だと思います。
NGTNさんのおっしゃる「逆張り」も、基本的には長期スパンでは「順張り」の中での「逆張り」ですよね。
逆の逆もやる方かもしれませんが、リスクヘッジがしっかりしていれば成り立ちうるのでしょうね。
想定レンジは、ボックス相場が続くときに有効だと思っています。例えばクレディスイスがドカ売りしているのに乗じて売りポジションを取ると、翌日踏まされるなんてことになるので、こういうときはレンジを想定して1~2日程度の逆張りをするようにしています。強いトレンドが発生した時は、さのさんのおっしゃる通りその流れについていくのがベストですね。
私は先物・OPをやってますし、現物も225銘柄中心に指数に連動するのを取引するので、時間が長い(確率が高い)レンジ内での短期の逆張りが多くなります。逆に個別銘柄では、任天堂みたいにずーと上昇トレンドを描くような銘柄もあるので、指数連動性が低い銘柄を扱う人は強い銘柄にトレンドフォローした方がいいのかな、と思います。
問題は、ボックスからトレンド、トレンドからボックスへの移行のタイミングを見極めるのが非常に難しいこと。これは永遠のテーマかなと思っています。
NY注視です。
しいて議論を呼ぶために相違点をあげると、僕は想定レンジを決めません。
「踊るあほうに見るあほう。同じあほならおどりゃにゃそんそん」
に乗っていくことに決めてるってのが理由なんですけどね。
そうなったときに想定レンジは無意味になるので。
賢いやり方とは言えないわけですが、実戦での兵法指南だと思ってます。