津波で流された漁船か、カナダ沖で発見

[arama-さん]

　東日本大震災の津波で押し流されたとみられる漁船がカナダ西部沖で見つかりました。

　現地メディアによりますと、カナダ西部クィーンシャーロット諸島の沖合およそ２７０キロで、漂流しているこの船をパトロール飛行中の海難救助隊が発見しました。船は全長およそ５０メートル。東日本大震災の津波で押し流されたもので、所有者にも連絡しているとしています。

　周辺の海岸では、去年１２月、被災地でカキの養殖に使っていたとみられるブイが漂着しているのが見つかっていますが、船のような大きなものが見つかったのは今回が初めてです。

　津波で流されたがれきなどの漂流物は、ミッドウェー諸島付近までの太平洋上の広い範囲で漂流しているのが確認されていて、専門家は、漂流物の多くが来年３月から１年ほどの間に、アラスカ州からカリフォルニア州付近の海岸に漂着すると予測しています。（25日03:17）