天皇陛下、１０日前後で退院の可能性も //術後の回復良好

[arama-さん]

１８日に心臓のバイパス手術を受けた天皇陛下は、早くもリハビリで体を動かすなど、順調に回復されています。今後、大きな合併症がなければ１０日前後での退院も可能とみられています。

　手術から一夜明け、陛下は、現在も東大病院のＩＣＵ・集中治療室に入られています。１９日朝は、手術後初めて水を飲み、昼には食事もとられました。さらに、テレビもご覧になったということです。また、陛下は、医師に対し「書物は、いつから読んでいいのか」という趣旨の質問をされたということです。

　医師団などによりますと、順調な回復の理由は、手術自体にかかった時間が「４時間」と、通常より短く、体への負担が小さかったことなどをあげています。今後、大きな合併症がなければ１０日前後で退院できる可能性もあり、早めに退院できた場合には本格的なリハビリはお住まいの御所で行い、公務復帰に備えることも検討されています。

　一方、東大病院には、午後、皇后さまが病室を訪れ、２時間ほど陛下と過ごされました。少しお疲れになった表情でしたが、１９日朝はひとりで御所の庭を散策されたということです。さらに皇后さまが病院から帰られた後には、皇太子さまと秋篠宮さまが初めてお見舞いに訪れました。同じ時間に面会し、陛下に負担をかけないようにする配慮だということで、お二人も手術後の経過について医師から説明を受けられました。

　陛下は２０日、集中治療室から一般病棟に戻られる見通しです。（19日20:47）