エアバスＡ３８０全機検査、ＥＵ通達 //早めの検査

[arama-さん]

　大手旅客機メーカー「エアバス」の大型機、Ａ３８０の翼に亀裂が見つかっていた問題で、ＥＵ＝ヨーロッパ連合は、現在就航中のすべての機体を検査するよう通達を出しました。

　ＥＵ航空安全局は、８日、各航空会社に対して、現在、世界で就航しているエアバスＡ３８０すべての機体について、翼に亀裂がないかどうかを一定期間内に検査するよう求める通達を出しました。通達は、「亀裂が放置された場合には、機体の構造的な弱さにつながる可能性がある」としています。

　エアバスＡ３８０は世界最大の旅客機として知られていますが、翼に亀裂が見つかったため、航空安全局は先月２０日に、飛行回数が１３００回を超える機体を検査するよう通達を出していました。

　その結果、シンガポール航空などで新たなタイプの亀裂も見つかったため、今回、すべての機体を対象にした通達を出したものです。（10日02:54）