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山田太一氏の眼差し

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高松港


普段家ではほとんど視ないTVを、旅先のホテルの部屋では時々視
るともなしに視る。そうした番組の一つにNHKの「日曜美術館」がある。

さて今朝の同番組、ゲストが脚本家の山田太一氏。

TVドラマ一般にほとんど関心のない私は、当然同氏が手掛けた作品も視たことはない。ただ高名な書き手なのでエッセイを少し読んだことがあるという程度の予備知識で、画面の向こうで喋る同氏を視始めて、驚いた。

話す内容に見識が感じられるのはまあ当然と言えば当然ながら、彼の眼差しが実にさわやかに澄んでいて、若やぎ、そして温かいのである。偶々番組途中からであったため時間にしてほんの数分のことだったが、深い思想性・高い精神性の発露であろう眼差しは,私に鮮烈な印象を残した。

私が77歳になった時、願わくば力なく虚ろに淀んだ瞳ではなく、彼に少しでも近い瞳の輝き・深さでありたいと強く思ったひとときだった。




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2件のコメントがあります
  • イメージ
    kfjさん
    2012/1/15 17:32
    ☆島さん

    さっそくのコメント,ありがとうございます。

    月に一回,当地の政財界のお歴々が集まる講演会に(私は全く場違いなのですが,会費さえ払えれば出られるので)出かけるのですが,個人的に仲良くなってみたいなという面構えの方というのはほとんど見かけませんね。

    最近は,そんなものなのだろう,と思っています。


  • イメージ
    島次郎さん
    2012/1/15 16:34

    瞳は心の明かりである。瞳が澄んでいれば、心も明るい

    以前読んだ本に載っていました。

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