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米国マーケットを振り返る 10月14日

 所用のため遅くなりました。先週金曜日の米国マーケットの動向です。

 G20財務省・中央銀行総裁会議への期待に加えて、9月の米国小売売上高の好調な数字がダウ平均株価を押し上げましたが、10時前に発表された10月のミシガン大学消費者信頼感指数がコンセンサスを下回ると、11時半ごろまで上げ幅を縮めました。しかし、その後は盛り返し、166.36ドル、1.45%の大幅高で終えています。



 2.49%上昇したイタリア(FTSEMIB)市場の動きに堅調な欧州市場の様子が示唆されています。



 米国内では3.21%の急騰を見せたメイシーズが、米国小売セクターの好調さを示しています。



 午後に入ってからのマーケットの盛り返しを牽引したのは、欧州市場の動向や、小売セクターの上昇というよりも、ハイテク・セクターの切り返しであったようです。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が1.13%上げましたが、午後に入ってからの回復が顕著です。



 好決算で前日に急騰したフェアーチャイルド・セミコンダクターが反落して始まったのですが、ザラバで持ち直しの動きを見せたことが目を引きました。



 VIX指数は8.01%と大きく低下して、投資家心理が一段と好転したことを示唆しています。ただ、10月のミシガン大学消費者信頼感指数がある程度ショックを与えたようです。



 このような米国株式市場の動向を背景に、CMEの日経先物価格(円ベース)8,870円の近辺が、月曜日の日経平均株価の寄り付き価格になりそうだと見ています。



 ドル円は円安に振れているため、ザラバも底堅い展開が期待できそうです。



 予定されている経済指標は、8月の鉱工業生産動向確報。確報値ということで、マーケットへのインパクトは限定的と見られます。その他、月例経済報告や安川電機など3社の決算発表があります。

ちょっと一言

 日米株価乖離とドル円の最近の動きを見ると、直近では両者の連動性が多少崩れています。経験的には、日米株価乖離の上昇、つまり、ダウ平均株価の上昇率を日経平均株価が上回る可能性を示唆しています。別の言い方をすると、日経平均株価の停滞感が目立っているということです。



 したがって、日経平均株価は底堅い動きになるのではと期待しています。

 ただし、一方でドル円が大きく円安に振れる可能性が低いことがマーケットの上値を抑えそうだと考えています。G20のサプライズがなかったこともあるのですが、ドル円と米国長期金利の動きを見ると、金利低下にドル円が大きく反応してこなかったため、多少の米国金利上昇では円安になりそうもないことが理由です。



 加えて、ダウ平均株価が上昇したのですが、長期移動平均が頭を押さえそうな気配にも注意したいと思っています。 英国(FTSE)株式市場もほとんど同様な展開です。



 したがって、日経平均株価は底堅い一方で、上値も抑えられる可能性があると考えます。

 

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