ジャコウアゲハ
2011年10月02日
麝香がするアゲハチョウでこの時期も出現するようだ。早春の寒波で、出現のサイクルが少し後ずれしている。台風にも耐えた蝶も最後の力を振り絞って飛んで食草の近くまで来たのだろう。中部山岳、東北から長距離を飛んで来たことも考えられる。
ジャコウアゲハ類が食べるウマノスズクサ類は毒性のあるアリストロキア酸を含み、ジャコウアゲハは幼虫時代にその葉を食べることによって体内に毒を蓄積する。この毒は一生を通して体内に残るため、ジャコウアゲハを食べた捕食者は中毒をおこし、遂には捕食したものを殆ど吐き出してしまう。
これを写真に撮るのはものすごく大変でした。森をだいぶ追っかけました。