kabukabumanさんのブログ
☆株式投資の勘違い⑤(投資とギャンブル)
「なでしこジャパン」やりましたね、おめでとう!
今日は「なでしこジャパン」の応援で寝不足(徹夜組)の方も多いでしょうね。
それにしても久しぶりに興奮したというか感動しました。
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さて先日から書いています「株式投資の勘違い」ですが
決して勘違いが多いと決め付けている訳ではなく、勘違いし易いのではないかという
主観的な考えなので、単なる独り言だと思って下さい。
それでは今日は投資とギャンブルの違いについて書いてみます。
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「投資とギャンブルは似て非なるもの」と言われるように、両者には共通点もあれば相違点もあります。
少なくともお金が絡むことと勝ち負けが生じるという点では似ていますが、根本的な違いもあると思います。
そもそもギャンブルは胴元が一定の手数料を差し引いて残りの賭け金を還元する仕組みですから
仲間内でお金を賭けて行う麻雀やポーカーといった類は
ギャンブル性はありますが基本的にはゲームの範疇でしょう。
これに対してパチンコは店が一定の諸費用を引いた残りを客に還元するのでギャンブルと言えます。
つまりギャンブルは胴元が必ず儲かり、客は平均すると必ず損をする仕組みになっているものです。
それでは投資はどうでしょう。胴元が居る訳でもなく仲間内でお金を取り合うゲームでもありません。
例えば上昇相場が続く時は殆どの投資家が儲けることも可能で、これはギャンブルでは有り得ないことです。
ここで参考までに身近なギャンブルと株式投資の還元率を比較してみます。
(株式投資の還元率はジェレミー・シーゲル博士の米国に於ける200年の統計より)
ラスベガスのカジノ・平均(97%)
パチンコ(85%)
競輪・競馬などの公営ギャンブル(75%)
宝くじ(48%)
株式投資(107%)
ご覧の通り株式投資がギャンブルと異なるのは還元率が100%を超えている点です。
逆に日本の宝くじは半分以上を胴元が取るので、これほど割りの合わないギャンブルはありませんが
実際には売り上げの多くが福祉の充実など社会貢献に使われる為、ギャンブルという認識は殆どありません。
因みにジャンボ宝くじの1等が当たる確率は、2トントラック一杯分買って漸く1枚
或いはボーリングで3000km先に置いたピンを倒す(ボールが到達すると仮定して)くらい至難の業だそうです。
さて投資とギャンブルに違いがあることは解かりましたが、投資にもギャンブル性は存在します。
日記【52】にも書きましたが
超短期投資は価格変動にお金を賭ける行為ですから少なくとも投資では有りません。
そういう意味では先物や空売りも同様です。
しかし値動きがある程度予測出来るという点ではギャンブルとも言い難く
この辺りが「投資とギャンブルは似て非なるもの」と言われる所以なのかも知れません。
<point>
①ギャンブルは胴元が儲かる仕組みになっており
しかも一定のパイの中でお金を奪い合うので、その都度勝者と敗者が存在します。
これに対して投資は対象の価値が変化すればパイの大きさも変わるので
場合によっては全員が勝者又は敗者になることもあります。
つまりパイが膨らむ相場環境や、パイが膨らみそうな銘柄を狙って投資をすれば
ギャンブル性は殆ど無くなるということです。
②ギャンブルは予測し難いこと又は予測しても意味がない対象にお金を賭ける行為ですから
ある意味一か八かです。 しかし投資はある程度予測出来る対象を相手にするという点で
ギャンブルとは根本的に異なると思います。
③投資とギャンブルは別物ですが、ギャンブル性の高い投資と低い投資は存在します。
しかしリスクを恐れてばかりいては大成しないという格言がある様に
状況に応じてギャンブル性を上手く生かすのも必要なことかも知れません。
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