中国の原油備蓄わずか10日分、中東情勢に緊迫

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中国の原油備蓄わずか10日分、中東情勢に緊迫

 …なにやら楽しげな事になっている様子。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110308-00000097-scn-cn

 ”中国エネルギー問題が専門の全国人民代表大会財政経済委員会委員を務める陳耕・中国石油天然気集団(中石油)元総経理は、「国家のエネルギー備蓄不足は深刻な局面に陥っている。戦略的な石油備蓄は僅か半月分と、国際基準の20%にも満たない。アフリカ・中東地域の騒乱が半年続けば、中国にとって最大の危機が到来する恐れがある」と明かした。香港・明報が報じた。

 中国の石油は、国内需要があまりにも大きいため、輸入依存度はかなり高い。昨年の国内石油消費量は4億6千万トン、うち55%にあたる2億6千トンが輸入された。石油需要は今後さらに高まり、2020年には6億トンに達し、輸入量は年3千万トンのペースで増加すると予想される。このような見通しの中、アフリカ・中東情勢が中国の石油輸入に及ぼす影響が、最大の懸念事項となっている。

 世界の石油供給は、過去10年間、「地域的に供給が需要に追いつかない」状況が続いた。今後10年間もこの状況が続くと予想される。産油国の政情不安により、原油価格が跳ね上がることは十分起こり得る。中国がこのまま輸入依存による石油供給を続けた場合、過去に例を見ないほどの破滅的なダメージがもたらされるのは確実だ。

 中国の石油備蓄量は、10日~15日分の1200万トンしかなく、国際基準の20%にも満たない。国際基準目標の3カ月分をクリアするためには、6000万トンの備蓄が必要だ。石油備蓄の確保は、この15年間、政府にとって最も切迫した問題のひとつとなっている。外交部は、各産油国に対し、政治的安定の早期回復を早急に促す必要がある。

 政府は、緊迫した石油備蓄局面を緩和するために、「徹底的な節約、国内資源の採掘強化、海外石油資源の開拓、代替エネルギーの発展、備蓄システムの構築」の五大措置を講じるべきだという。”

 油が無いと言うのは軍隊も動かせないって事だよねぇ。まぁ今の中国軍って張り子のトラって訳だ。

 もっとも自国の油田も持っている国(消費量が多くなったから輸入国になっただけで昔は輸出国の一つでした)なんでいざとなったら統制ぐらい平然とやりそうだけど。

 ただ何にせよ、これが続く(産油国の政情不安と石油価格の高騰)ようなら国庫を直撃するんだろうなぁ。

 これで、また一つ首が真綿で絞められるような状態になって来た訳で…。

 …うん、良い事だ。

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