あさっての投資家さんのブログ
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もう一つのバイオ・ハザード ~遺伝子組み換え食品~
バイオ・ハザード…
ミラ・ジョヴォヴィッチが出ている映画、カプコンのゾンビ射ちゲームを真っ先に連想しますが、
今回はもっと現実路線で。
遺伝子組み換え食品の問題が時折話題にあがります。
食用油は遺伝子組み換え食品の表示義務があるとか無いとか。
私達が口にしない綿花や、バイオ燃料用の作物なら遺伝子組み換えでも良いのでは?
…などなど。
しかし、遺伝子組み換え作物の隠れた問題は、「伝染する」事なのです。
遺伝子組み換え作物を育てていると、その周りに映えている雑草や
近くの組み換えでない作物に遺伝子が一部うつる可能性があるのです。
「交配していないのに、他の作物に遺伝子がうつるわけないでしょ?」
と思いますが、さにあらず。
実はウィルスが遺伝子を運んで他の生物にうつしてしまうことがあるのです。
(※1)
遺伝子組み換えのDNAがコピーされ、
回りの植物に同じような特性が引き継がれる…正にバイオ・ハザード。
(これは、ホラー映画ではなく、実際の事例としても発生しているようです)
もしある地域の植物ほとんどが、
害虫などに強い遺伝子を持つようになったら?
似た特性を持つ植物だらけになったら?
自然の多様性を押さえつけると、ろくな事にはならない。
(日本の植林計画のせいで杉・ヒノキだらけになった日本の森林を思い出して欲しい。
毎年花粉症が猛威を振るっているではないか!)
花粉症の比にならない悪影響が、
このバイオ・ハザードによって地球規模で発生する恐れはないだろうか?
もちろん、これは最悪のケースの想定ですが、
「綿花や、バイオ燃料用の作物なら遺伝子組み換えでも良い!」
という考えは、もう少し慎重になった方がよさそうです。
私達は、この問題に目を向けて一歩踏み込んで考えるべきなのではないでしょうか。
(なぜ遺伝子組み換え問題で、この事を警鐘する方が少ないのでしょう?)
※1 ウィキペディア:ウィルス、宿主に与える影響 を参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%B9
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コメントありがとうございます。
>アメリカ(USA)では大豆とかは遺伝子組み換えのものになってますよね。
>いずれ日本もそうなる可能性は高いですし、
アメリカは遺伝子組み換えのパイオニアなので、
きっと普及させたい思惑が働いているのですよね(^^;)
>過去の例からみれば、
>日本が拒めば「自由貿易への障壁」と非難されて、
>自動車や電気製品の日本からの輸入に障壁を作るのがアメリカ流です。
確かに、何かにイチャモンをつけて対抗手段を取るというのが
アメリカ外交の常套手段。
日本も、対抗手段を考えねばなりませんね。
>私は、遺伝子組み換えの全部が悪いとは思わないのですが、
>それが世間的には全然受け入れられてないのが現状ですし、
>農業の側からきちんと世間に対して説明して納得してもらうまでは自粛するべきなんじゃないかと思ってます。
確かに、遺伝子組み換えの賛否は人それぞれですね。
上の理由から私は慎重論ですが、良い点(農作業のコスト削減)と悪い点をよく吟味すべきですよね。
>ちなみに「サントリー」さんは「青いバラ」を作って
>世間に「…青く無いじゃん」という驚きをもらたしましたが、
>あれも遺伝子組み換えです。
>「食べ物じゃなければ遺伝子組み換えはOK」というノリなんですかね??
>サントリーのお酒は好きなんですが、青いバラの件はいただけません。。
青いバラは昔から世界が追い求めてましたね…
なるほど遺伝子組み換えが知らないところで一般化しているのは、ちょっとおっかない気がします。
食べ物であれ、違うものであれ、懸念事項や問題点は察知する必要がありますね。
アメリカ(USA)では大豆とかは遺伝子組み換えのものになってますよね。
いずれ日本もそうなる可能性は高いですし、
過去の例からみれば、
日本が拒めば「自由貿易への障壁」と非難されて、
自動車や電気製品の日本からの輸入に障壁を作るのがアメリカ流です。
私は、遺伝子組み換えの全部が悪いとは思わないのですが、
それが世間的には全然受け入れられてないのが現状ですし、
農業の側からきちんと世間に対して説明して納得してもらうまでは自粛するべきなんじゃないかと思ってます。
ちなみに「サントリー」さんは「青いバラ」を作って
世間に「…青く無いじゃん」という驚きをもらたしましたが、
あれも遺伝子組み換えです。
「食べ物じゃなければ遺伝子組み換えはOK」というノリなんですかね??
サントリーのお酒は好きなんですが、青いバラの件はいただけません。。