業種別分析のポイント⑬食品・銀行

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業種別分析のポイント⑬食品・銀行

(13)食品
①収益性の低さを効率性で補う
・ディフェンシブ銘柄であるが、小規模企業が多く競争が激しい
・自己資本比率が高い分ROEは低めの傾向
②キャッシュリッチで低株価に放置されている銘柄が狙い目
・自力での成長には限界があるため、MAによる業界再編が増加すると予想
 →MAを仕掛けるにしても、ファンドにTOBされるにしても、株価は上がる可能性がある

(14)銀行
・基本3表(PL,BS,CS)が決算書の中心となるのは他業種と同じだが、銀行特有の勘定科目が多く表示されている。
・さらにBSでは①預金勘定が夫妻の部に計上される②資産と負債の部はどちらも流動と固定の区分がない
 PLでは①営業利益が示されていない②経常収益や経常費用という区分がある

①経常利益が大きく変動する場合は業務純益に注目する
・銀行決算の経常利益には不良債権の処理や臨時に発生する経費などが含まれるため、たとえ本業の業績が好調でも、不良債権を処理するかどうかで年度ごとに経常利益が大きく変動する可能性がある
 ⇒会社本来の継続的な収益力を現すのではない
・臨時の損益を含まない業務本来の収益力を見るには業務純益がある。
(決算書には示されていない)
②安全性は自己資本比率と不良債権比率がポイント
・銀行の自己資本比率は一般企業のとは違う
・不良債権比率は全部の貸出金に対して不良債権がどの程度あるかを示す
③営業CFがマイナスでも大丈夫
・利息収入は金利の動向次第で大きく変動するため、成長性を分析する際に経常収益の前期比伸び率を使うと判断を誤る可能性がある
⇒金利の水準に影響されずに量の成長性を判断するには貸出金の絶対額を時系列比較する。質の面で成長性を見るには経常利益や業務純益を時系列比較する。
・効率性を分析するには粗利経費率を使う(小さいほど効率性が良い。40%以下であれば効率性が高いと判断される)
  粗利経費率 = 営業経費 ÷ 業務粗利益 
・景気が好調な時ほど貸出金やローンなどの金額が増加(=キャッシュアウトの増加)する。新規融資が増大したことによって生じたCFのマイナスは翌期以降の収益源として積極的に評価すべきである



①~⑫はこちら
http://minkabu.jp/blog/show/254074
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