元祖SHINSHINさんのブログ
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シューシャインボーイ(TV東京)
浅田次郎さん原作、45周年記念ドラマ。
まだ読んでいなかったので視聴。
地銀のリストラ役に疲れた男(柳葉)が、とある食品会社の社長運転手に転職。
一見風変りな社長(西田)に仕えているうち、
社長の不思議な魅力に、次第に惹かれていく。
何かというと新宿へ靴磨きに出かける社長に気付いた運転手は、
ある日、社長とその謎の靴磨きとの関係を知ることになるのだった。
聞くと戦時中、孤児になった社長はその靴磨きに拾われ、
親代わりに育ててもらったのだという。
その後、成功した社長はその靴磨きに育ての親として同居をねだるが、
頑として拒否され失踪されるのであった。
恐らく、戦場にてただ一人生き残り帰国した自分を責め、幸せになるのを拒絶し、
当時の想いを強く抱いたまま、靴磨きとして生きたのだろうという。
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オイラの前職で上司だった人の親父さんが、
やはり現地の生き残りで帰還した。
その親父さんは、何と軍人年給を一文たりとも受け取らないのだという。
親族中で説得にあたるも、そのたびに半狂乱のようになり、
頑として受け取りを拒否するのだと。
浅田次郎さんというのは、こうした人たちの心中をも
鋭く観察し会得していたのかと思うと、
益々もって彼の凄さが身にしみる次第であった。
PS:フリーメーソンとその類どもに、みせてやりたいものだ。
奴らにこうした根性は、絶対にない。
逆からみれば、それが実は致命的な隙になるのだ。
次回は「ラブレター」を読んでみます^^