日米の金融政策②今回の公定歩合の影響を考える

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日米の金融政策②今回の公定歩合の影響を考える

・今日の下げの要因は、香港市場にあった。
利上げ⇒ドル高=ドルペッグ元高⇒上海・香港下落

ダウは今のところ影響なさそうだけど、むしろ気になるのは中国への影響。
中国のここまでの高成長を支えてきたのは元安も一因、元高で中国の輸出がスピードダウンしたら(もともと安いから売れてただけの製品ばっかなんだから)日本の対中輸出も影響を受ける、、、

だから、アメリカ市場はあまり影響なくても、中国市場がおかしくなる可能性あるので、こっちのが心配。

過去アメリカの公定歩合が引き上げられた局面は2回
・1994年⇒公定歩合引き上げて株が上がったのではなく 景気がよくなって株が上がって公定歩合を上げだした。公定歩合引き上げには景気回復という裏づけ条件があった。
⇒景気回復が続きその後も公定歩合は同レベルを保つ

・1999年~2000年⇒公定歩合引き上げ完了後も株価はもみあい
⇒その後テロで公定歩合引き下げにより株価も下落

⇒結論:公定歩合引き上げが株価に影響を与えたと考えるのではなく、引き上げの背景にある米国景気の回復度合いと引き上げられた公定歩合のレベルが維持されるか(=同レベルで維持されれば景気回復継続、再度引き下げられれば景気後退)が重要。

つまり、今回の公定歩合引き上げが景気回復という裏づけのあるものであり、しかも引き上げが一時的なものではなく、段階的に引き上げられ、それが維持されると考えられれば景気回復局面は継続するとみなされ、株価も上昇するけど、景気回復という裏づけなく引き上げられると、再度引き下げられる懸念があり(=2番底懸念)、株価はもみ合い、もしくは再度調整入りする。

こんな理解でいいのかな???誰か採点してくださいな^^;


①はこちら
http://minkabu.jp/blog/show/214512
15件のコメントがあります
  • イメージ
    voxさん
    2010/2/20 02:57
    こんばんは~

    分析ありがとうございます。

    今回の公定歩合の上げについて、

    1.中国のアメリカ国債保有高が減少(日本が保有高首位に)
    2.グーグル撤退やら、ダライラマと米大統領の会談

    やらで、米中関係がぎくしゃく(背景にもっと何かありそうですが)しているので、アメリカに外貨を呼び込んだり、国債を買ってもらうためかな~と思っています。
    普通は失業者が2ケタ前後で中小銀行がバタバタつぶれている現状で、公定歩合の上げはないと思います。
    めっちゃ妄想の妄想ですが、「それでも公定歩合を上げなければならない緊迫した何か」があるのではと勘ぐっています。確かにジャブジャブ状態のマネー供給量はどこかで、回収に回らないとダメかもしれませんが、今回の措置はインフレ懸念とかではなく、財政面の何かが問題で、上げざるを得なかったなんてことはないでしょうか?
    AM2:30現在ダウもCME(なんと10345!)も上げていますが、これとて、「ほら、やっぱり景気回復してるでしょ」とアピールするための買い支えでは・・・とまで思ってしまいます。(ほとんど被害妄想・・・だって本当は昨日のイブ引けで売りたかったんやもん・・・売らんでよかった)

    なので、

    >景気回復という裏づけなく引き上げられると、再度引き下げられる懸念があり(=2番底懸念)、株価はもみ合い、もしくは再度調整入りする。

    に1票です。
  • イメージ
    権左衛門さん
    2010/2/20 03:30
    月とスッポンさん

    今晩は。。。。

    今回の【公定歩合の引き上げ】は、驚きましたが、
    それよりも、=これほど下がった事の方が、驚いています。。。=
    なぜ、之ほど下がる必要があったのか。。。???

    円安になってきていますし、NYダウも今のところ上がってきているようで、何かしら、【日本だけ】が大騒ぎしているような感じも受けます。

    この調子では、月曜日も上がり、別段何という事はなく、
    【世界経済は、確実に回復】に向かっている。。。と言う事になって行くのでしょう。。。

    しかし、それで、全てがうまく行くならば何も言う事がないですが、=最近まで、中国問題・ギリシャ・それに、アメリカの自体の金融問題=と決して回復に向かっていると判断できるような感じてはなかっただけに
    突然?の発表に
    【驚き】が日本の市場に走ったのかもしれません。。。

    それとも、=Newジェントルマンさん=さんがかかれているような
    http://minkabu.jp/blog/show/214508
    =米財務省が発表した昨年12月時点の統計によると、中国の米国債保有高は530億ドル(約4兆7800億円)と史上最大の減少幅を記録、一部では報復措置との見方も広がっている。=
    と言う事で、何かがあると考えるのが
    【普通】でしょう。。。

    それを、=知っている人=は、却って今回の【突然???の公定歩合の引き上げ】を景気回復の印であると言っている。。。と
    考えるのが【株】をしている人は、当然考えるべきだと思います。。。
    (しかし、日本のように、正直に反応する処は、珍しいのでは。。。???)

    問題は、そうなのか、そうでないのか???
    【だまし】であれば、それは、いつまで【続くのか・続けられるのか】と言う事だと思います。。。

    来週いっぱい、そうであるならば、
    必ず、【上げてくる】かもしれません。。。

    あるいは、【上げる】事などできないほど、切迫していたら
    投げを打って逃げようとして【下げてくる】。。。

    まあ、NYダウがどのように形で終わるのかが一つの判断材料になるでしょうが。。。
  • イメージ
    島次郎さん
    2010/2/20 03:36
    難しすぎてついていけませんが、ほぼ完ぺきな答案としか言いようがないです、月とスッポンさんはなんでそんなに経済詳しいんですか?元金融関係に勤めていたとしか考えられない。
  • イメージ
    ひでたろう12さん
    2010/2/20 05:21
    こんばんは
    NYダウもあまり影響がないみたいですね。
    公定歩合がたった0.25%上げたぐらいで、NKやアジア株がここまで売られること自体不思議です。

     中国は、バブルになっているので、万博を境に引き締めが強化されるでしょう。
     欧州は、ギリシャの問題もありますが、景気はよくなっていないので、まだ景気対策が必要でしょう。

     アメリカは、財政悪化を食い止めないと、中国をはじめとするドル離れが進むでしょう。
     米国債を買うのは、いよいよ日本に頼ることになるけど、どこまで頼れるかが問題です。
     日本の国債も、そろそろ消化するのが限界に来ていますし、アメリカの面倒まで見ていられないです。
     今回の利上げは、景気回復を見越して国債の消化のための
    方策かと。
     それにしても、トヨタをいじめると、日本も米国債を買わないかもしれません。
     そうなるとアメリカも、困ってしまうでしょう。

     
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    yoc1234さん
    2010/2/20 08:59
    おはようございます。

    皆さん忘れているけど、上海があいてないので、中国の公定歩合上がった分が反映されたら、週明けに上海ショックが襲ってきます。

    中国の元高が現実のものになっているので、輸出も下げますが、それ以上に金融引き締めで、不動産関連はダメでしょう。

    上海の波が世界を襲うでしょう。

    ギリシャなんかめでないです。
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    月とスッポンさん
    2010/2/20 09:33
    VOXさんおはようございます^^

    >1.中国のアメリカ国債保有高が減少(日本が保有高首位に) 2.グーグル撤退やら、ダライラマと米大統領の会談
    やらで、米中関係がぎくしゃく(背景にもっと何かありそうですが)しているので、アメリカに外貨を呼び込んだり、国債を買ってもらうためかな~と思っています。

    同感です^^公定歩合とはいえ、あげられる状況ではなにのに、上げざるをえない「何か」があった、、、


    昨日のダウは影響なしみたいですけど、何事もなかったかのように以前のようにアホ上げすることはなくなったのでは、、、と思ってます^^;

    企業業績だってドル安の恩恵うけてたんですから、あやしくなりますよね、、、

    日本企業業績はよくなるだろうけど、海外市場に降られるので円安の恩恵はふきとばされそうです(;;)

    ただ、実際にFFレートが引き上げられればそこでドカンと下げたところで全力買い予定、、、「噂で売って(FFレート金利引き上げ懸念で売る)」「事実で買う(実際引き上げられたら買う)」
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    月とスッポンさん
    2010/2/20 09:39
    権ザ衛門さおはようございます^^

    >今回の【公定歩合の引き上げ】は、驚きましたが、
    それよりも、=これほど下がった事の方が、驚いています。。。= なぜ、之ほど下がる必要があったのか。。。???

    あたしは市場関係者に楽観的な声が多かったことと、ダウが堅調であったことに驚いています^^;下げが長引くとは思いませんけど、いったんは織り込んで下げる事も必要だと思うので、、、

    昨日さがったのは、まさに「香港につれ安」だったみたいですね。ドルペッグ制の中国にしてみれば、実質「元切り上げ」みたいなものですから、、、(もしかしてこれが狙いだったのかも!?いくらいってもきかない中国に対して回りくどいやり方で元を切り上げさせる、、、)月曜も、上海・香港次第だと思います。

    今回の引き上げは、「景気回復したので上げた」というよりは、「上げざるをえない特別な理由があった(中国の米国債売却、実質的な元切り上げの為など)」

    いづれにしても、米中争いの都合で左右された日本市場はたまったもんじゃありませんーー;
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    月とスッポンさん
    2010/2/20 09:43
    勝次郎さんおはようございます☆

    完璧な答案かどうかはわかりませんが^^;
    経済の基本についてはド素人です。ので、こうやって何か話題になってわからないことを調べてるのです(今日は公定歩合とFFレートの違いについて知らなかったので調べてみたのです)

    >元金融関係に勤めていたとしか考えられない。

    違いますって(笑)

    いろいろ妄想をめぐらすのが好きなんです(笑)
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    月とスッポンさん
    2010/2/20 09:47
    ひでたろうさんおはようございます^^

    >公定歩合がたった0.25%上げたぐらいで、NKやアジア株がここまで売られること自体不思議です。

    日本人の特徴でしょうね(笑)何事にも慎重で悲観的すぎる、、、

    おそらく、その先の「FFレート利上げ」までを織り込んだのが日本市場、ポジティブヤンキーは目先のこと(「公定歩合」だからあまり影響はない)市か考えず、FFレートが実際引き上げられてから騒ぐタイプ。。。国民性の違いでしょうかね(笑)

    米国債、もういらないですーー;

    トヨタいじめやめないなら、本当に米国債売ってしまえーっ

    こういうときに切り札を使わないのがアメリカのポチ日本です。中国みたくもっと戦略的に米国債を使わないと、、、
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    月とスッポンさん
    2010/2/20 09:48
    yocさんおはようございます^^

    >中国の元高が現実のものになっているので、輸出も下げますが、それ以上に金融引き締めで、不動産関連はダメでしょう。

    あたしもこっちのほうが心配です><

    今までどおり買っていれば皆ハッピーハッピーとはいかないと 思います。
  • イメージ
    月とスッポンさん おはようございます。

    私もこのテーマは興味ありますが、内容が難しくついていけませんでした。
    昨日はアメリカ公定歩合切り上げで、円安に振れたので、
    日本株は輸出関連中心に上げとみていましたが、マスコミ報道では、金利上昇で嫌気などネガティブなことがかかれ、
    株式市場では売り市場で株価下げました。

    このあたりから、ロジックがちょっと理解し難くなってしま
    います。ロジックより、市場のセンチメンタルなものが優先
    されてしまうのが理解できません。

    こういうときは、ロジカルに動かないでこうなるとか、パターンで理解していくしかないのか。?

    また、ほかの方も書いているように中国やアジア市場の影響
    がどのように出てくるかは、予測不能です。

    まだまだ勉強していかないといけませんね。
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    voxさん
    2010/2/20 10:51
    おはようございます。

    >ただ、実際にFFレートが引き上げられればそこでドカンと下げたところで全力買い予定、、、「噂で売って(FFレート金利引き上げ懸念で売る)」「事実で買う(実際引き上げられたら買う)」

    そうですね!まさしくこの先回りが投資家のスピリッツですよね。


    >もしかしてこれが狙いだったのかも!?いくらいってもきかない中国に対して回りくどいやり方で元を切り上げさせる、

    そうか!昨年来アメリカは何度も安すぎる元と貿易不均衡を言及してましたので、いよいよ実力行使に出たということですね。中国はアメリカの影響力のうすれたところをうまくつき、アフリカ諸国などに着実に浸透しています。(ロシアも中央アジアから東欧へ影響力を強めているし。)資源や食料の獲得競争も含め、覇権争いが激しくなってきている兆候かもしれませんね。

    >皆さん忘れているけど、上海があいてないので、中国の公定歩合上がった分が反映されたら、週明けに上海ショックが襲ってきます。

    yocさん はじめまして 
    CME(¥)の引けが10275です。月曜は寄り売りが吉かもですね。
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    月とスッポンさん
    2010/2/20 19:38
    ころんちゃんさんこんばんわ^^

    >ロジックより、市場のセンチメンタルなものが優先
    されてしまうのが理解できません。

    あたしもそう思います^^;

    金曜下げたのは日本人の性格。公定歩合引き上げでその先のFFレート利上げまで織り込んで下落(というより上海か、、、)、ポジティブヤンキーのダウは目先のことしか考えないから、「あ、公定歩合ね」であまり下げず。実際FFレート上げてから大騒ぎするタイプ。。。国民性の違いでしょうね^^;
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    月とスッポンさん
    2010/2/20 19:41
    VOXさんこんばんわ^^

    >中国はアメリカの影響力のうすれたところをうまくつき、アフリカ諸国などに着実に浸透しています。(ロシアも中央アジアから東欧へ影響力を強めているし。)資源や食料の獲得競争も含め、覇権争いが激しくなってきている兆候かもしれませんね。

    前から思ってたんですけど、VOXさんって幅広い知識お持ちですよね^^

    こちらこそ勉強させていただきます^^
    (あたしはテクニカル馬鹿なので、テクニカル以外は無知なのです 笑)
  • イメージ
    voxさん
    2010/2/20 20:59
    月とスッポンさん こんばんわ

    世の中のすべての情報、ファンダメンタルズは、結局株価に反映すると、何かの本で読みました。

    全くその通りだと思います。

    情報の速さ、正確さや分析力において、我々が金融機関やヘッジファンドに勝てるわけもないので、一番速く反映するチャートの動きをしっかり読み取ることのほうが、絶対大切ですよね。

    しかし、なまじっか新聞や本を読むと、妙な観念(フィルター)が出来てしまい、例えば今にも恐慌がくるような妄想を持ったりして、純粋にチャート見て判断できなくなっているようにも思うのです。(現に、もうすぐ2番底で8000円にいくのではと思ってしまってます 笑。)

    自分の矮小な情報や知識で、相場の方向を素直にみることができなくなるより、目の前のチャートの勢いやその株価に群がる投資家の心理を瞬時に見抜くスキルを身につけたいと切望しています。

    月とスッポンさんのチャート分析はもちろん、着眼点のすばらしさや、探求心には本当に頭がさがります。

    今後ともよろしくお願いします。
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