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片山右京さんの富士山遭難事故と株式投資 北浜流一郎
株式評論家の北浜先生が、不謹慎かもしれませんが、富士山でおきた元F1ドライバーの片山右京さんの事件と株式投資を絡めています。
確かに正論といえばせいろんかな。
現物買いでも、全財産に近い金を株に入れたら、ブラックマンデーや金融恐慌きたらひとたまりもありませんしね。
バランスが大事なんでしょうね。
片山右京さんの富士山遭難事故と株式投資=北浜流一郎
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1219&f=business_1219_024.shtml
元F1レーサー片山右京さん(46)ら3人が富士山で遭難した事故で、静岡県警が19日、捜索を再開した結果、行方不明だった2人の遺体を発見したとのことです。保護された片山さんの話では、3人は17日に御殿場口から入山し、標高2750メートル付近でテントを張ったが、死亡した2人のテントが飛ばされたという。片山さんがそれに気付き、救出に向かったが、手遅れだったという。
実に痛ましい事故が起きたものです。片山さんはF1レーサーを引退したあとは、登山家、冒険家として知られ、今回の富士山登山も南極行きに備えた訓練だったとのことです。その最中に起きた悲劇ですが、突風でテントが吹き飛ばされたことが思い出すのが冒険家植村直己さんの遭難です。今回は片山さんは吹き飛ばされずにすみ無事だったわけですが、この事故がなぜ株式投資と関係があるのか。奇異に感じられる人もおられるでしょう。
しかし私から見ると、関係大ありなのです。植村直己さんといい、片山さんといい、冒険界のベテランであり、まして今回は南極行き前の訓練であり、準備は十分であり、一般的な考え方からは万全だったともいえるでしょう。もちろん万全ではなかったから遭難し、犠牲者も出てしまったのですが、原因として考えられるのは、突風を予想して設営したはずのテントが吹き飛ぶほどの強風、それも突然のそれに見舞われたと考えられます。
当然それを防ぎきれなったわけで、防ぐ余裕などまったくなかったと推測されます。
そこで株式投資です。株式市場でも類似のことが時々起きてしまいます。それによって多くの投資家が資金を吹き飛ばし、一部の人は財産のほとんどを失ってしまうのです。
昨年秋に起きたサブプライムローン問題による株式市場の崩壊でも、それが起きてしまいました。多くの投資家が市場から追放されてしまったのです。いまはそこから何とか立ち上がりかけているところですが、問題はどんなに備えを十分にしていても、ある日突然思いがけないことが起きてしまい、逃げ出す間もなく財産を失ってしまうことです。
一部を失うなら、まあ、仕方がないところもあります。しかしほとんどを失う人も少なくないのです。ある日突然、暴落に直撃されるのだから諦める他ない。こんな考え方もあるでしょう。株式投資のプロを揃えた機関投資家、あるいはヘッジファンドもとなると個人ならやむを得ないとなりがちです。
しかしこの考えは甘過ぎます。やはり資金は守らねばならないのです。少なくとも市場から追放されないようにしなければなりません。そこで求められるのは、株式投資の腕を磨いたり、予想のノウハウを高めることなどではありません。植村さんや片山さんたちのように、どんなに経験豊富でスキルが高くても、避けられないものがあるのです。
ではどうすれば良いのか。まずは手持ち資金のほとんどを投じないことです。年齢によって比率は違って来ますが、どんな場合でも3分の1程度の余裕を残しておきたいものです。
そしてもっとも気をつけるべきは信用取引です。レバレッジを限界の3倍にするのは破滅への道を心得るべきです。前述したように、どんなに経験豊富でスキルに自信があるとしても、避けられないことが起きるのが株式市場です。レバレッジを3倍にしていた場合、大打撃を被ります。
繰り返します。信用取引はやっても構わないものの、レバレッジを3倍にしない。最大でも2倍以内に押さえる(実際は2倍も好ましくありません)、です。
冬山の遭難と違い、株式投資の損失では命までもは失いません。しかしそれに近い苦痛を味わうハメになります。今回の不幸な事故のニュースで、株式投資との関連性が気になった次第です。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
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為替はやらない僕だけど、南アフリカのランドの件は聞きました。
あれもまさしくこの件と当てはまりますね。
>勝っても負けても心のブレーキを忘れないようにしないと長くは続けられないのでしょうね。
それが一番大切なことでしょうね。
所詮株は自己責任ですから。
私は昔からどんなに調子が良くても全財産を株に投資することはしていません。
ある方に調子がいい時に、もっと投資額増やしたら、もっともっと儲かるんじゃないのって聞かれたことがあります。
しかし株歴が長く、突然の急落も何度も目にしている自分としてはそれはしないよって話をしたら、あまり理解できていないような感じでしたね。
バブルの崩壊で丸裸になった方もそういう方ばかりでしたからね。
株は本当に難しいですw
>「どんなに経験豊富でスキルが高くても、避けられないものがあるのです。」
初心忘れるべからずですね。
鼻が天狗になった時が一番の落とし穴ですね。
私の知った初心者の人も、最初調子がいいので途中で調子に乗っているなと思ったら、案の定痛い目にあってましたわ
株ではありませんけど、少し前にくりっく365での南アランドの約定レートが引き起こした暴落がありましたが、まさにこれが該当する事例ですね。救済措置が取られたものの、暴落による強制決済でかなりの損失を被った機関も出たとのことです。
ただ、かなりの損失を被った人がいるということは、かなりの利益を得られた人もいる訳で、この辺が間違いの元になり易いように思います。大きく負けると一気に取り返そうと無理をしてしまう、大きく儲けると身の丈以上の資金を投入してしまう。
勝っても負けても心のブレーキを忘れないようにしないと長くは続けられないのでしょうね。
こんばんは。
この話、確かに正論と言えば正論ですね。
損をするにしても得をするにしても、材料如何で、どっちにも大幅に値が動くのが株ですし。
全力でいかないってのは確かに一面の真実かと。
ただ、一番の問題は、これを忘れないようにするって事ですかね。(苦笑)
一応は気を付けているつもりですが、株を引退するまで守り切れたかってのは何分なんとも言えない教訓ですからねぇ。(最後まで生き残った時点で振り返ってみないと、こればっかりは…)
いや、株って言うのは本当に難しいですね。
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