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円高クライマックスのシナリオ☆

吉田さんとこより転載☆
12月に入ってからの為替の動きは、円安なのか円高なのかわかりにくい展開が続いている。ただその12月、値幅ということでは大きくなりやすく、「一年に2番目に動く月」といえるだけに、まだ後半戦にかけて「もう一波乱」の余力を残している可能性は充分ありそうだ。

◆一年で2番目に動く12月
 12月もほぼ半月終わった中でのドル円は、86.17―90.78円で、値幅は4.6円。円高なのか、円安なのか、「猫の目」のようにクルクル変わりながら、値幅としては結構な大幅になっているといえるだろう。
 ただ、そもそも12月のドル円は値幅が拡大しやすい。2000年以降の平均値幅では5.9円もの大幅で、3月(6.5円)についで2位。つまり「一年で2番目に動く月」というわけだ。かりに今月の値幅が平均並みに拡大するなら、月末にかけて1円以上拡大する計算になる。ドル安方向なら85円割れ、ドル高方向なら92円に接近するといった見通しになるわけだ。
 ところで、そんな12月、中旬以降はクリスマス休暇でまったくの小動きになることも珍しくない。にもかかわらず、月を通してみると、「2番目によく動く月」となっているのは、動くタイミングが偏りがちだということがある。
 一つは、クリスマス休暇明けの年末、そしてもう一つは、クリスマス休暇前の「最後のビックイベント」になる12月FOMC(米連邦公開市場委員会)前後だ。さて、そのFOMCが16日に終わったが、最初のヤマ場になるだろうか。

◆円高トレンドの「終盤」
 ところで、今回の円高トレンドは、2007年6月124円からスタートした。これまでのところの円高・ドル安のピークは、2009年11月の84円台。もしあの84円台で円高が終わっていたなら、今回の円高トレンドは2年5ヶ月で、その間にドルは32%程度の下落で終わったということになる。これは、円高の持続期間、ドル下落率ともに、過去の平均以下だ。
 1988年以降の円高トレンドは3回あったが、その持続期間、ドル下落率、それぞれの平均は3年1ヶ月、35%だ。ただ一方で、この間の円安トレンドも合わせた、円相場のサイクルといった考え方をすると、一つのトレンドは2年7ヶ月で一段落するというのが「平均」だ。つまり今回の円高トレンドは、円相場のサイクルとしてみると、「平均」に達しつつあるようだ。
 円相場の基本サイクルは、2―3年続き、その中で最大3割前後変動するというもの。その意味では、今回の円高トレンドは、すでにその「平均」の要件を満たしつつある。相場はオーバーシュートするものだから、これで終わったということではもちろんないが、すでに円高トレンドの「終盤」に入っているとの認識は必要ではないか。(了)
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