木下 晃伸さんのブログ
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薄型テレビ各社、価格下落が業績に影響
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● 【本日のニュース】/薄型テレビ各社、価格下落が業績に影響
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国内薄型テレビメーカーの2009年10月~10年3月期(下期)の業績に不透明
感が出てきた。販売台数は増加傾向だが、競争激化で価格下落が一段と進行
する可能性が高まっている。ソニーの液晶テレビ事業は従来予想に比べ250
億円程度赤字が拡大しそう。
(2009/11/18付日経速報ニュースより一部抜粋)
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【ニュースの深層】
パラダイム・シフトの影響を受ける日本企業に魅力はあるのか?
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸です。
■業績改善傾向著しい世界企業。しかし、日本の製造業を取り出すと、そう
とも言えない事態が出てきています。
例えば薄型テレビ。元々ソニーなど、赤字企業は多かった事業体です。直近
では、プラズマテレビの草分け的存在だったパイオニアが撤退を表明するな
ど、決して優良なビジネスであるとは言えない存在でした。
それでも、パナソニックやシャープは利益を稼いでいたのです。
■しかし、ここにきて、黒字転換を図っていたソニーは、逆に赤字幅が拡大
する事態となり、黒字であったパナソニックは、4~9月期に前年同期比47
%増の718万台を販売したものの、価格下落などでテレビ事業は前年同期の
黒字から赤字に転落してしまったのです。
それでも、現時点では、日本企業は、大票田であった米国、欧州の需要が剥
げ落ちているからダメなんだ、という論調が一般的です。
こうした考えだけでは非常に“怖い”。
■なぜなら、いままさに、日本企業はパラダイム・シフトが起こっている最
中に、競争力を急激に落としているからです。
10月に上梓させていただいた「会社は倒産体質」でお伝えしたことは、かつ
て日本を牽引してきた大企業群は、大票田であった米国、欧州の需要が剥げ
落ちていることが直接的な原因ではなく、“新興国企業がかつての日本型成
長発展モデルをひっさげ急速にキャッチアップしている”という事実でした。
例えば、ソニーのブランド力は依然として健在です。それは変わりない。し
かし、加えて韓国・サムスンのブランドは、米国、アジア圏を中心にいまや
ソニーを追い抜いている状況です。
その結果は、株価に色濃く現れています。
■パラダイム・シフトとは、時代が変わってしまうことを意味しています。
つまり、過去の強者は、新時代に弱者になる可能性があるということ。
パラダイム・シフトの影響を大打撃として受ける日本企業に投資をするのか、
それとも、キャッチアップし業績を格段に伸ばして行く可能性を秘めた新興
国企業に投資をしていくのか。
投資行動としてはシンプルに後者を選んでいきたい、と私は考えています。
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