八歩さんのブログ
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総選挙の夏
去年の夏に、二段放り投げの内閣を引き受けて、選挙管理内閣っぽいニュアンス満載で出発した麻生内閣であるが、9月末には選挙か? 10月か? 2月年末・・・・まさかそれは・・・・・とみんなが待ちわびているうちに、約1年もたってしまいました。その間に、投票に行かないとどういう目にあうのか、ということを身をもって実感させてくれたわけですから、政治主導の民意反映型国家をつくるには、じつに良い総理大臣であったと思います。結構これは、皮肉ではなくて、本当の気持ちです。歴代の内閣が、総選挙の投票率を上げましょうといっても、ぜんぜんあがらなかったけれど、今回は相当に投票率があがるでしょう。それは、どっちが勝つとか負けるとかいうのとは次元の違う、すばらしいことだと思います。私も、昨年来、「選挙があれば投票に行きましょう。自分の一票で決まるわけじゃないけど、投票率は、ほんのちょっとでも確実に上がり、その数字が議員へのいいプレッシャーになる」ということを、あたりまえのことだけど言い続けてきました。投票率が上がると、組織票の地位が下がります。組織票というのは、ある種の見返りを求める集団の投票行動ですよね。組織票に組み込まれてる人の票は100%投票されるが、それに反対する人たちはせいぜい二人に一人しか投票しないとしたら、組織票は一般の人の投票の二倍の価値があるわけだから、議員はその人たちのいうことを (゚ー゚)(。_。)ウンウン(゚ー゚)(。_。)ウンウン と聞くことになります。だから、若い人の就労機会が奪われたり、年金のリターンが期待できなかったり、最低賃金の保証すら得られなかったりするのも、若い人が投票に行かないからなんです。政治に期待しない・・・・・というひとは、政治家からも投票を期待されてなくて、無視されてもしかたがないんです。ぜひ、投票には行ったほうがいいです。自分のためです。私が住む埼玉県では、前回の郵政民営化選挙のときに、若い自民党の人が議員になりました。よくポスターを貼ってあり、駅前でも挨拶しているので、親しみがあります。よく、テレビにも映っているし、テレビの前でしゃべっても、恥ずかしくはないのです。野党の大物がメンバーにいるような会議を取り仕切ったりして、若手だけどいい仕事してるじゃないかと思っています。恥ずかしい議員が、北海道や宮崎県、山梨県、茨城県などで選ばれていますが、あんなのに比べたら、ぜんぜんOKです。あんなの、選んでる選挙民の民度が気になるだけのことです。だけど、今回はだめでしょうね。自民党の議員が当選する理由がわからないもの。麻生さんを首班指名するのか、しないのか?党が決定していなくても、自民党から立候補する候補者は、それを表明しなくては戦いにならないと思うのです。不人気だろうがなんだろうが、自民党総裁麻生太郎が次の自民党の首班に考えているのかどうかを表明してくれない候補者に、投票する理由が見つからないのです。郵政民営化の追い風を受けて当選した議員には、あれが間違いだったのか、それとも、がんばって継続すべきなのか、それとも、なーんの問題もなくやっていっていいのかどうか・・・・・についての意見というか・・・・あのことの総括もする必要があるのです。自民党は党としては、こんな総括も結論もだしていないですよ。だからこそ、立候補者は、自分の言葉で、自分の考えを語ってほしいのです。その意見が、私の意見と異なっていてもかまいません。ごまかしたり、ぶれたりしなければ、いいんです。今、自民党の候補者一人ひとりが、自分を信頼するに足る人間であるという打ち出しをしていないように思います。お手数ですが応援ポチをしていただけるとさらに励みになります。(↓)
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