【日本電気硝子】10/3期1Ｑの営業損益が改善…

[TIW藤根 靖晃さん]

10/3期1Ｑの営業損益が改善、液晶用基板ガラスの需要が回復

株価は年初以降ほぼ一本調子で上昇している。液晶用基板ガラスの需要回復、業績回復に対する期待と考えられる。実績ＰＢＲや予想ＰＥＲなど指標面では、業績が回復基調であることも考慮すれば、依然として割安な水準であり、上昇余地を残していると判断する。

10/3期1Ｑ（4〜6月）の業績は、直前四半期（1〜3月）との比較で増収増益だった。液晶用基板ガラスの需要が想定以上に回復傾向を強め、営業損益が大幅に改善した。営業外損益や特別損益も改善した。

四半期ベースでの業績予想開示方針のため、10/3期通期業績の会社計画は非開示である。09/3期前半の業績が高水準だっただけに、10/3期の営業利益は通期ベースでは減益が避けられないが、液晶用基板ガラスの需要回復は想定以上である。コストダウン効果も寄与して、営業減益幅が当初想定より縮小する可能性が高まっているため、ＴＩＷ予想を上方修正する。

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