はるるっぴさんのブログ
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偉大な反面教師
わたしには、人生の先輩である「偉大な反面教師」がいる。
1989年12月29日日経平均が、
史上最高値38,915円をつける直前から
金融法人の日本株の運用担当者として
6,000億の運用を任されていた。
タイミングも悪いこともあったが
聞くところによると、その後10年くらいで
2兆円の損失を出した。
知人(人生の先輩)だったので、
何回かご一緒に飲む機会があった。
私に飲みながら
「僕、2兆円損したのだよ~」
(~_~;)
と何回か聞いた。
いい人で、秀才タイプだが、
プロに多い横並びの運用をされていた。
どうしたら、それだけの損ができるのか
いくつかのことを聞いた。
そこで、聞いた話の一部が
わたしの日記、
シリーズ「投資で損する方法」に書いている。
その先生(反面教師)は、運用担当者ではなくなった後も
こりずに、個人投資家に
投資アドバイスをして損させていた。
アドバイスにより、
被害にあった個人投資家の言葉を覚えている。
「あの人、本当にプロなの?」
「全然ダメじゃない!」
(・へ・)!
2兆円も損しているから、
ダメに決まっていると思って聞いていた。
はじめから、聞く相手を間違っている。
今でも、テレビや雑誌の間違っている
市場専門家の話を、こりずに参考にしている人は多い。
会社でも同僚が部下に叱っていた。
「俺たちは、評論家じゃない!実際に仕事をしている。」
「評論家みたいなことを言うな!」
評論家になっていては、現場の実社会では通用しない。
長期投資家は、
あまり専門家の意見を参考にしない。
最後は、自分で考える。
(・.・;)
世の中、投資の成功者を捜すのは大変だが
反面教師を捜すのには、苦労しない。
損している人を捜すのは、簡単だが
2兆円損している人は、めったにいないと思う。
その方から、もっともらしい間違った話を
反面教師として教えてもらった。
表向きは、
「そうですか~」
「そうですか~」
と聞いていたが
(2兆円も損した実績のある人の話は、聞く価値がある!)
内心
「いい人だけど、わかっていない人だなぁ~」
と、生意気に思っていた。
反面教師から学ぶことも大切だと思う。
おしまいです。
はじめましてかな?
>偉大な反面教師
すごい反面教師ですね!
自分はここまでひどそうな人は知りませんが
今は尊敬しますね!
失敗しても平気でいられる根性とか・・・
鈍感って言うのは大きな財産だと思いますよ
皮肉ではなくて
また よろしくお願いします
初めまして
>偉大な反面教師
なかなか出会えないし、貴重な方だと思います。
私は以前金融機関にいましたが、
2兆円も損を出したら、
自分なら金融の世界からは、足をあらいます。
(自分ではないので、人それぞれですね。)
その方は損を出した後でも、個人投資家にアドバイスしていたというのが、
ずぶとい神経というか、なんというか、
損をだしても自分のお金ではないという考えがあるのでしょうかね。
色々なアナリストが、色々言いますが、
私自身も、投資は自己責任。
判断も自分でと思ってと、
痛い目をあい、投資を続けています。