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「米国債購入は避けるべきだ」

経済紙バロンズ最新号は、米国債のバブルが破裂したため、投資家は地方債と社債を購入して米国債を避けるべきだと伝えた。社債や地方債、住宅ローン担保証券が有望なのは経済の安定化や米国株の反発、金融市場の改善が理由だという。米国債の魅力が低い理由として、財政赤字の穴埋めのために増発していることや財政出動に伴うインフレ率の上昇懸念を挙げた。

5月12日のFT紙には、米国の会計検査院(GAO)の元長官(David Walker)
が「このまま米政府の財政が悪化すると、ドル(米国債)は、いずれトリプルA格を失う」
という論文が出てからドルの暴落が始まったらしい

米国債とドルに対する信用が落ちると、原油、金、穀物など、ドル建て表記
されているコモディティの価格が上がる。ドルの刷りすぎと相まって、超イン
フレになるという指摘があちこちから出ている。「ドルと米国債の崩壊、超イ
ンフレ」は、起きるか起きないかではなく、いつ起きるかという話になってき
ている。米国の投資戦略家は「インフレに備え、相場商品を買い貯めよ」と指
摘している。中国などが相場商品を買い漁っているのは、先見の明である。世
界の転換が見えず、何の準備もしない日本人は、自らを時代遅れの衰退勢力に
おとしめている。

▼一足先に瓦解していく英国

「ドルと米国債の崩壊、超インフレ」がいつ起きるかという話になっていると
書いたが、実際のところ、それはいつ起きるのか。FTに米国債格下げの懸念
について書いた元会計検査院長は、格下げを、まだ何年(何十年)も先のこと
として書いている。メディケアなど社会保障費の増加で米財政が破綻するのは、
まだ10年以上先と考えられているからだ。

 しかし、米国と並んで従来の覇権体制を担ってきた英国の国債格付けは、
すでに引き下げが始まっている。5月21日、米英の格付け機関スタンダード・
アンド・プアーズ(S&P)は、英国の国債を従来の「トリプルAで安定」か
ら「トリプルAだが悪化方向(ネガティブ)」に引き下げた。金融危機対策と
しての財政赤字増、不況による所得税・法人税の減収で、英政府の財政赤字が
急増していることが理由だ。まだ格付け自体は最優良のトリプルAだが、今後
も事態が悪化すれば格下げされる。


◎田中宇の国際ニュース解説
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000023713/index.html

田中宇の国際ニュース解説を勝手に引用しました
大事事がたくさん書いてあるのでメールを読むのが良いでしょう

自分も一番懸念していたインフレ
米国国債が危ないから中国が買わないこと
米国債 英国債は米国 イギリス系の人間より組織されているので実際はもっと悪いこと
英国は絶望的だが米国は方法があるはずだが
悪い手段を取ろうとしている事

もう米国には期待しない方が良いのかと思われる
サブプライム問題のようにもう騙されてはならない
サブププライム問題は単なる米国の堕落のトリガーなのかも
しれない
主軸通貨は早く決めるべきだ
ある日のドルの価値を1にしてそれぞれの通貨に当てはめれば良い・・・・架空通貨
その架空通貨を変動させればもう暴落しても被害を
うけない
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6件のコメントがあります
  • イメージ
    アジアさん
    2009/5/27 18:11
    JP Shizuokaさん こんにちは

    >取り敢えず言えるのは、FRBや米国政府にとって、公表すると色々と都合が悪いのでしょうね。
     自分は何故?住宅バブルで持つのか不思議だと思ってた
     住宅バブルはFRBの間ではタブーになっていたと聞きま した、インヴァスト証券らがわかっていてサブプライム問 題を起こしたと思っています。詐欺集団?
     みんレポの山本功さんに質問とかして、丁寧に答えて頂いたのです、プロと話す機会なんてないし、本当に丁寧に
    教えて頂きました。だから覚えていました

    >もう少しシンプルに言うとM3は世界全体(米国を省く)でのドルの流通量が分かると言う事だそうです。
    FRBはドルを目一杯刷ってますから・・・・ウヒャヒャヒャと言う事ですね。
    M3は多ければ良いのかと思っていました=流通量
    自分は金融は少しわかるが英語があまりわからない

    また教えてください
  • イメージ
    Osirisさん
    2009/5/27 15:30
    アジアさん こんにちは。

    自分も色々調べてみたいと思ってますが。

    取り敢えず言えるのは、FRBや米国政府にとって、公表すると色々と都合が悪いのでしょうね。

    ↑Money Supply関連みんかぶ内にもあったんですね~~。
    (みんかぶ利用目的が殆どPICKSと日記だけになってる・・・社長さんには申し訳ないな~) ^^;

    もう少しシンプルに言うとM3は世界全体(米国を省く)でのドルの流通量が分かると言う事だそうです。
    FRBはドルを目一杯刷ってますから・・・・ウヒャヒャヒャと言う事ですね。
  • イメージ
    アジアさん
    2009/5/27 01:16
    みんレポの山本功さんの内容転写

    2006年3月23日から、米国の連銀がM3と呼ばれるマネー供給量の数値の公表を停止しています。M1は普通預金口座の資金残高。M2はM1に小口(10万ドル以下)の定期・貯蓄口座や個人のMMFを加えた資金残高。M3はM2に大口の定期預金やMMFなどを加えた資金残高です。現在のような資金フローがストップしている状況では、M3の動きは極めて重要だと思うのです。しかし、なぜ、発表されなくなったのでしょうか。変な憶測を抱きそうです。

    http://www.shadowstats.com/alternate_data/money-supply

    悪くないようだ?
  • イメージ
    アジアさん
    2009/5/27 00:31
    みんレポの山本功さんの所にあった M3データですが
    見方がわかりません
    http://www.shadowstats.com/alternate_data
  • イメージ
    アジアさん
    2009/5/26 20:51
    JP Shizuokaさん こんばんは
    コメントありがとう
    >まあ一番はドルのM3公表をしていないのでクサイ匂いが致 しております。
     公表していないのですね!嘘を公表しているよりましです ね
     米国と中国の色んな駆け引きがあるんだろうと思います
     深刻な問題だ!
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    Osirisさん
    2009/5/26 20:37
    アジアさん こんばんは。

    同じように米国債を大量に保有する中国は非常に賢い選択(資源確保という保険)をしてるので良いですが、日本政府の遅れすぎた対応(既に機能不全だが)は米債の爆弾を抱えたまま完全に他国と孤立してしまっているのは痛いです。
    まあ中国はセコイと言うよりも賢い将来を見る目を持っている。
    既に多くの国も原油などの決済方法(暫定方式含む)を変更してますしね…、

    まあ一番はドルのM3公表をしていないのでクサイ匂いが致しております。

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