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【投資脳のつくり方】信用力回復は、株高のための必須条件


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【本日のニュース】/IMF融資枠、3倍に拡大
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2日閉幕した金融サミットは国際通貨基金(IMF)の融資枠を現行の3倍にあたる7500億ドルに引き上げることを決めた。IMFの出資比率の見直しについても、発言権の拡大を求める中国などに配慮し、2年前倒しして2011年までに実施することで合意した。世界最大の外貨準備を保有する中国の資金を取り込むため、米欧が譲歩した格好だ。


金融サミットでは初のIMF債券の発行についても議論した。中国はIMF債を積極購入する方針を表明している。IMFは債券をSDR建てで発行する可能性がある。


(2009/04/03日本経済新聞朝刊3面より一部抜粋)


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【ニュースの深層】信用力回復は、株高のための必須条件
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸(きのした・てるのぶ)です。



■“100年に一度の恐慌”という言葉が一種の流行語のように使われていますが、その背景を探ると、「信用の崩壊」という一言で説明ができてしまうとも言えます。


最初は、証券化商品の「信用」が崩壊し、その結果、金融機関の「信用」も崩壊してしまった。そして、金融機関が出していたリスクマネーが急速に萎んだことによって不動産の「信用」も崩壊してしまったわけです。



■その中で新興国の信用も、一連の流れの中で崩壊してしまいました。


高い成長に期待をし、多くの国家、金融機関がリスクマネーを提供して来たここ数年から、一気に資金を引き揚げてしまい、その結果、新興国の「信用」も崩壊してしまったわけです。


その新興国の信用力の推移を、視覚で見る上で重宝したいのがこの投資信託。


※iShares JPMorgan USD Emer Mkt Bnd Fd ETF (Public, NYSE:EMB)

http://www.google.com/finance?q=EMB



■これは、新興国の国債に投資をする投資信託。日本では購入することができませんが、米国市場に上場する投資信託として動きを見る上で、非常に簡易的に分かるので重宝しているのです。


価格推移を眺めてみると、昨年の秋には、100ドル水準からなんと65ドル水準にまで下落をしてしまいました。


同価格には、ブラジル、ロシアといった新興国の中でも、特に高い期待をされていた国々が反映されています。


65ドル水準にまで落ち込んだ、ということは裏返して言えば、これらの新興国の中から、デフォルト(債務不履行)の国が出て来てもおかしくはない、と投資家は考えていたことになります。



■しかし、11月下旬、最後の貸し手として登場するIMF(国際通貨基金)が新興国に対し支援をしていく姿勢を明らかにして後、価格は大きく反発を遂げることになったのです。


今回、金融サミットで決定した、IMFの融資枠が拡大されることで、新興国の財務リスクは一段と遠のき、信用力は回復していくことになるでしょう。


そして、信用力が回復する局面は、株式市場にとってプラスの効果を発揮することになるでしょう。


株式市場にとって、意義ある決定だったと考えるべきです。


(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)



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1件のコメントがあります
  • イメージ
    futuredreamさん
    2009/4/4 01:23
     世界の景気回復を牽引するのは新興国、特にアジアではないかと予想しています。
     その、予感を強くする思いです。
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