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鉱工業生産指数の深刻な状況
1月の鉱工業生産・在庫指数を見ると、かなり深刻な状況ですね。
生産指数では、全体では1月は12月と比べて10%の落ち込みです。個別製品では、玩具-43%、集積回路ー43%など、乗用車もー20%落ち込んでいます。
生産を落としても、在庫は一向に減らないのも心配です。
在庫率を見ると、全体では前月よりも12%増加しています。
土木や農業用機械、乗用車などで在庫率が大幅に上昇しています。
建設機械、工作機械、自動車、電子部品などは、在庫調整のために、もう一段の生産縮小があるかもしれません。
鉱工業生産指数だけから判断するわけには行きませんが、製造業の底打ちはまだまだ先、という気がします。
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関連銘柄:
コマツ(6301) クボタ(6326) 井関農機(6310) トヨタ自動車(7203) ホンダ(7267) 日産自動車(7201) -
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私自身も結構厳しい状況に陥ってます。
やっぱりこれからますます厳しくなりそうですね。
メーカーとしても、在庫量や在庫率が適正レベルになるまでは、生産を増やすことはないと思いますので、当分生産の縮小は続くのでしょうね。
トヨタも5月には生産回復といっていましたが、生産指数を見る限り、ご指摘のとおり5月までは在庫調整が続くと見ています。
私の周りも何か非常に厳しくなってきています。
トヨタ管理職はボーナス半減とのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090314-00000089-yom-bus_all
何か凄まじい状況になってきていますね。
在庫そのものは微減ながら、ご指摘のように、出荷の減少により在庫率が上がったのでしょう。
生産減らしても在庫がなかなか減らないのは、メーカーにとっては苦しいでしょう。
やはり自動車・電機関連はどこも厳しいようで、恐らく2月もダメダメでござりましょう。
在庫に関しては、製造メーカーは販売が減っていても生産を止めるわけにはゆかない故でござりましょうか。但し流通在庫は減るはずでござる。その裏には、下請け、孫請けにしわ寄せが行っているのでござりまするが…(-_-;
釈迦に説法ながら、「関連銘柄」でも指摘されているトヨタが立ち直らずば日本の製造業は立ち直りませぬ。5月頃までは辛抱でござりましょう。
在庫指数は2%の減少で在庫そのものは減ってますよ。
在庫率が増えたのは分母の出荷量が減ってるからかな。